王様はピエロを殺せない
2008年 04月 11日
僕は武蔵小金井から中央線→埼京線or湘南新宿ラインor山手線という方法で出社しています。
事故で完全に麻痺した部分でした。
振り替え輸送とのことで、
武蔵小金井からバスで府中
↓
府中から京王線で明大前
↓
明大前から井の頭線で渋谷
↓
渋谷から湘南新宿ラインで大崎
という長旅になりました。
約2時間半もかかりました。
たっぷり読書しました。
バスの運転手さんがやけに楽しそうでした。
どんな理由であれ、多くの人が乗ってくれているという状況がやりがいを感じるんでしょうかね。
当たり前ですが、バスはぎゅうぎゅうで、バス停の度に運転手さんが「バスいっぱいで乗れません。次のバスをご利用下さい」といったアナウンスをします。
でも、武蔵小金井のバス停には相当数の人が並んでいたので、次に来るバスもほぼ確実に満員なんです。
こういう状況下での「次のバスをご利用ください」という言葉には、なんだか虚しさを感じます。
僕が乗った後ろの方はまだ若干スペースが開いていたので、バス停で人乗るんじゃないかと思って奥の方に詰めました。
でも僕の前にたっていたおじさんが僕の方に詰めてくれない。
おじさんにとっては詰めて自分の周りがぎゅうぎゅうになるよりも、自分のまわりにスペースがあったほうが楽だから。
ちょっと自分が我慢すれば、あと一人の人が乗れるのに。
仮に乗れなくても入り口付近でぺしゃんこになっている人たちが楽になるのに。
こういう状況が僕は嫌いです。
ではこういう状況下で、おじさんにうまく動いてもらうにはどうしたらいいか。
何が必要なのか。
機知。
僕はぱっと出てきませんでしたが、冗談の一つでもいってうまくおじさんを詰めさせるというのがおそらく最もよいのではないでしょうか。
おじさんに対して「詰めたらどうですか?」といって場の空気を荒げるよりも、みなが幸せになれる。
でもその冗談が僕には思いつきませんでした。
そういう時にぱっとうまいことが言える人に憧れます。
頑張ってサラリーマンしているみたいだね。
そういうとき、難しいよねえ。
「僕奥行くんで、あと一人乗れますよ~」
って、入り口に向かって言うとか・・・・・・
そういえば、マックとかにある
「Thank you for your no smoking」
ていうのも、さすが欧米って感じだよね。
マジシャンのハリー・ロレインは、後ろから見ようとする観客に、にっこりほほえみながら、
「こちらの方が見やすいですよ」
というらしい。そんな風に言えるのってかっこいいよね。
②「すいません、もう少しつめてもらっていいですか?というのも、今バスに人が何人乗れるかギネス記録に挑戦中なんで。」
③(集合写真用のカメラを持ち出して、)はいお父さん!もうちょっと左につめてみましょうか!」
3つが限界。
はたしてこの3つの答えがサンサンと輝くものになるのか、
それともさんざんな結果を招くのか、
それはあな次第です!