夏① 緒川集人
2007年 08月 15日

今日は訳あってポカリとあいた休日に。とはいえ朝ひと仕事してきてるんですがね。
書きたいと思って書いていなかった夏の話を大量に書こうと思う。
昼間っから酒を飲みつつ。
親友のマジシャン、モリックにつれていってもらったプリンあらモードというマジッククラブの特別例会。
緒川集人さんというモリックから何度も名前を聞いていたスーパーマジシャンのパフォーマンスをみせてもらった。
モリックが7月18日のレポートを書いているので、その日の流れや緒川さんの経歴などは細かい部分は省きます。
http://www.w0o0w.com/prialamagic/prialadiary_a.html
このクラブはマジシャンの集まりみたいな集団でもあって、ゲストはただパフォーマンスをするだけでなく、レクチャーといって、部分的に手品の解説もしてくれる。
そのレクチャーがまさにエンターテインメント。
ただのネタばらしじゃなく、その裏にある体系だった考え方まで垣間見せてくれる。
手品は後ろからみるものだったのか…と思わされるほど。
手品をミステリーでたとえるなら、死体が消失したところで手品は終わる(厳密にいうと違うけどそういう印象)。つまり完全犯罪が成立してしまってトリックは犯人以外しらない。
だけど、レクチャーではどうやって死体を消したのかを犯人の独白で聞けるんです。
同じ現象が起きていても裏側から見える実態は全然違う。
もう口あんぐり、ポカーンですよ。
上のモリックのレポートの中でも写真がちょっとのってますが、素人の俺もレクチャーの中でチャイナリングを教えてもらった。
自分ではよく見えなかったのだけど、つながっていたらしい。
終わってからモリックについて会長さんの家にまでお邪魔させてもらった。
世界で活躍するマジシャンごろごろいる。
「あの国の国民性は…」などという話が飛び交う。
別世界。
そこでも様々な話が聞けたのだけど、見せ方、という部分においては演劇や音楽にも役立ちそうな話が多かった。
緒川さんとその師匠の柳田さんて人が何度も同じ考え方を口にしていた。
三人よれば文殊の知恵、みたいなことなんだけど、いろんなことをオープンにしていくことでアイデアを取り入れより良いものを作り上げていこうという考え方。
だから私たちはいろいろあなたがたに教えてあげますよ、という雰囲気だった。
オープンソースと通ずる部分があると思った。
でもね、これってどこかにすごい自信がないとやれないと思うのです。フォロアーに抜かれてしまうことってやっぱり怖いだろうし(それにお家芸とか一子相伝とかある日本の文化にはなじまない気もする)。
「自分にしかできない見せ方がある」という確固とした自信があるんでしょうな。
これが世界か。
あと、すごいと思ったのが、完璧に体系だっていること。
マジックに限らず、いろんなジャンルのトップランナーたちはこういう体系だった何かを得ているとしたなら、恐ろしい。
1日にして得たものや感じたものが多すぎてあまりまとまらないけどこんなところで。
感化されやすい俺はこっそりマジックの練習をし始めましたとさ。ちゃんちゃん。

昔 演ゼミの 見世物小屋企画に参加してもらたのだ★
そして真野さんはモリックの影響かマジシャンセットをちょくちょく買ているよ