強制退去
2007年 06月 20日
執行官(裁判官)。
弁護士。
債権者。
債務者。
一般の立会人。
引越し業者。
強制退去執行の業者。
野次馬。
そして、日雇いの派遣社員。
この場にはいないことになっている派遣社員。
猫や犬。大量の毛。ホコリ。
大量の服。どこかずれている債務者。
アロハでサングラスの債権者。
スーツの弁護士。
またやってるよ。
檻につけられた洗濯ばさみ。
あなたは誰?
腕一本分くらいのハムや、6パックほどの卵。
よごされてはいけない洗濯物。
20人くらいの若者。まるで軍隊のような。スパイのような。
裏返しにされたユニフォーム。
引越しか強制退去か。
空の冷蔵庫。
息はよいよい帰りはこわい。
右から左に流れるダンボール。
知らされない俺ら。
そして、想像力の足りない俺。
アシスタントの女性が、そんなことがあっていいんですか、と驚いていたよ。
派遣とかでいろんな現場に行くと、「ありえんだろ」ってことが普通にあって、笑うしかなくなる場面がある。
派遣には立場も弱い人間が集まっているし、単純に気も弱い人が多いし、なんかいろんなことがおざなりになっている。
そいつらがみんなで立ち上がったらすごいことになるんじゃないかと思うが、まあ、立ち上がらんだろうな。
詳しく書きたいんだが、書こうとすると長く重くなっちゃって、時間が足りないのです・・・。