1月14日 スーパーエッシャー展
2007年 01月 17日
大き目の美術館に音声ガイドってのがあるじゃないですか。
ヘッドホンを借りて、そのガイドに沿って説明を聞きながら見ていくと、物知りになった気分になれるやつ。
スーパーエッシャー展ではただで借りられたんですが、なんと、ガイドの本体がニンテンドーDSでした。
DSから出てるヘッドホンをつけて、画面に地図が出て、「このセクションにいったらこのボタン押してください」みたいな説明などが出てくる。
画面に絵も出てくる。
タッチパネルを操作して絵をズームにして細部まで見ることもできる。
年配の人とかがみんなで美術館でDS使ってるって光景は異様です。
異様って感じてしまうことがおかしいのか。
もはやゲーム機じゃないね。端末だ。
いつまでもゲーム機だと思ってたら何かを取り違える気がする。
人が多くて、券買うために並んで、絵を見るためにならんで、うんざりしました。
展覧会に行ってこんなにうんざりしたことはありません。
年末年始、珍しくテレビを見ていたらスーパーエッシャー展のずいぶんCM見たからね。
あれだけCMやって儲かるだけの人が集まるのだから、相当なのだろうと予想してはいたのだけど。
何で人があつまるかというと、エッシャーの絵がわかりやすいからだと思うのです。
正直なところ、僕ら一般庶民には絵ってこれがいい悪いってほとんどわからない(いい悪いがあるのかすらわからない)。
技術のことなんてさっぱりわからないから、好き嫌いでしか見られない。
伝わってくるくるものがあるかどうか、みたいに、自分の感覚に拠って見るしかない。
でもエッシャーの絵は頭で考えれば面白さがわかるからね。
いつまでも上り続ける階段とか、天井と床が一緒になってる絵とかさ。
楽しめましたよ。うん。でもエッシャーは家で図録見てればいいかな。