(ほしまさとメールマガジン「星の便り」 Vol.152 令和5年1月2日発行より)
【新年のご挨拶】
2024年、今年もよろしくお願いいたします。
新年を祝うその日に能登半島にて最大震度7の大きな震災が発生してしまいました。
お亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げますと共に、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
新型コロナウイルスが5類に変わり、久方ぶりの通常モードの新年を迎え、多くの人が今までなかなか集まれなかった家族、親族、ご友人とお過ごしになったことと思います。
新しい年をどのようにしたいか、気持ちを新たに誓いを立て、家内安全や商売繁盛などを祈ったその日に、これほどの災害が起きてしまうことは、悲しみに耐えません。
直接的な被害にあわれていない、あるいは影響の少なかった方々も、長時間、報道やSNSに向き合い続けることは、精神に大きな負荷がかかります。
何か新しい情報が入ってくるのではと、ついつい報道やSNSを過剰に追ってしまいますので、意図的に距離を置くことも大切です。
また、大人もですが、こどもたちはより情報や生活の変化に敏感です。
こどものいる家庭の皆様には、日本トラウマティック・ストレス学会の「保護者のための災害後のストレスマネジメント」という資料をご覧いただきたいと思います。私たちこどもの周りの大人が心がけるべきことが分かります。
https://www.jstss.org/docs/2022032800029/
被災地に思いを寄せながらも、当たり前の生活を続けること、経済活動を止めないことが大切だということも、私たちはこれまでの災害から学んできたはずです。
早期に災害救助法が適用され、知事から自衛隊に災害派遣の要請が出され、救助活動が始まっています。私たちの代わりに被災地へ赴き、瓦礫の下から被災者を助けてくれている人がいます。
今、被災地のために何も出来なくても、私たちが被災地の為にやれることは、これから出てきます。その時に、やれることをしましょう。
被災地にて、1人でも多くの命が救われ、被災された皆様に一刻も早く安心な生活が戻ってくることを願い、新年の挨拶とさせていただきます。
2024年1月2日 栃木県議会議員 星 雅人