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市職員の給料カットではなく、臨時職員89人の大幅削減…〈連載〉「どうなってんだ大田原市議会!」と心の中で叫んだ。~2020年度3月議会を終えて~その④

市職員の給料カットではなく、臨時職員89人の大幅削減…〈連載〉「どうなってんだ大田原市議会!」と心の中で叫んだ。~2020年度3月議会を終えて~その④_b0063162_11585398.jpg


令和2年度予算において、一番大きかった点は、「臨時職員の大幅削減」だと私は思っています。今日はその話を書きます。

前の記事であげたものは、予算書が届く前に情報が入ってきていたものの話でした。

2月の末に届いた予算書を開いてみると予算編成方針にあったように補助金の2割カット、需用費(消耗品費や燃料費、光熱水費)の2割カットなどで切り詰められた予算が上がってきました。「これは見直しては」と予算や決算を通して何度か伝えていた事業も、今回は無くなっていました。

噂にもなっていた「市職員の給与カット」は行われませんでしたが、市長・副市長・教育長の給与の20%カット、部課長の管理職手当の10%カットが行われることになりました。市職員の給与カットについては、12月議会の滝田議員の質問への答弁において、このような市長答弁がありました。議会の議事録より引用します。

「(前略)歳出面の動向を見据えてみますと、これまで行ってきた歳出の見直しからさらに踏み込んだ聖域のない大胆な行政改革による歳出削減が必要であり、このことを実行した上で、なおかつ財源が不足する場合は、正職員人件費についても削減を検討せざるを得ない可能性もあることから、表記したものであります。この点につきましては、少し話が先に飛んでおりまして、これをすると言っているわけではなくて、ぜひ職員の皆さんが予算を計上するに当たって、その事務事業の内容を精査をしていただきまして、歳入等に見合った事業の予算要望、今までのように出しておけばいいというわけではないでしょうけれども、必要だから出すのだろうと思いますけれども、例年に倣ってということがないように、大変厳しい財政状況でありますから、見積もり段階からオーバーがしないように、削減できるものは削減をして上げてくださいよというメッセージとして捉えていただければと思います。そこに必ず手をつけるというわけではございませんので、改めて申し上げさせておきます。」

ということで、よく言えば危機感を持ってもらうための叱咤激励、悪く言えば脅しのようなものだったようです。

予算を見てみると、確かに正職員の人件費は減っていません。

予算段階での前年度比の人件費は5258477千円、今年度の人件費は5422226千円と、3.1%増えています。

ですが、星としては、実質的には予算から人件費を削った、という状況になったと見ています。今まで人件費としてではなく、物件費として臨時職員を雇用していた人の数が、大きく減ってしまったからです。

(このかっこの中はちょっとややこしいので、飛ばしてもらっても大丈夫です。もう少し正確に言うと、臨時職員・非常勤職員が4月から「会計年度任用職員」という新しい制度に置き換えられるのですが、その人数が減っています。

今まで臨時職員・非常勤職員と呼ばれていた方の中にも実際は常勤職員に近い働き方をしている人たちもいて、同一労働同一賃金という様な観点から制度の変更が行われ、会計年度任用職員には期末手当を含む各種手当てがでるようになります。

今まで臨時職員・非常勤職員は賃金として担当課から「物件費」として計上していましたが、会計年度任用職員は給与として「人件費」としてみるようになります。たまたま今年の4月からの制度開始に合わせて、予算書での位置づけ等が変わったタイミングで、大田原市は財政的な厳しさがあり、そこの人数が減っている、ということです。)

数値が予算書などで分かり安く書いてある訳ではないので、一般質問や予算の審議の中で人数を確認させてもらったところ、6ヶ月以上の任期の臨時職員は、今年度427名から、来年度338名と、2割にあたる89人の減になっているとのことです。

そのうち、学校に配置する職員は、今年度157人から、来年度93人と、64名も減らして、6割の人数になってしまうのです。この人数の減は危機的だと私は見ていて、来年度予算の一番のしわ寄せは、学校現場に行ってしまっているように感じています。


『幼児教育の無償化で負担が増えた?負担増となる子どもの数は133人…〈連載〉「どうなってんだ大田原市議会!」と心の中で叫んだ。~2020年度3月議会を終えて~その⑤』に続きます。


by hoshimasato | 2020-03-28 12:00 | 議会

大田原市議会議員、ほしまさと(星雅人)のブログ。子どもの味方、学童保育支援員、パソコン要約筆記者。「多様性」と「対話」を大切にし、ともに社会課題を解決する市政を目指し奮闘中。


by hoshimasato
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