3期目がスタートしました。/最初の一般質問は16日(月)10:00~です。・・・星の便り Vol.96
(ほしまさとメールマガジン「星の便り」 Vol.96 令和元年12月3日発行より)
・1606票をいただき、4位で当選させて頂きました
・3期目最初の一般質問は、16日(月)10:00~です。
・キックオフミーティングは8日(日)午後、開催いたします
報告が遅くなって申し訳ありません。11月17日に行われた大田原市議会議員選挙にて、1606票をいただき、4位当選させて頂きました。
ご協力・ご支援を頂いた皆様、本当にありがとうございました。
8年前に初当選してから、市民の皆さんから選挙を通じて私の政治活動に対する評価をいただく機会がなかったので、
これだけの評価をいただけたことは、大きな安心になりました。
それとともに、まだまだ考えなくてはいけないこともたくさん出てきたので、そこを今後の活動に繋げていくつもりです。
今回は、4年前に無投票となり、2011年11月以来、8年ぶりの市議会議員選挙でしたが、
8年前に過去最低となった投票率64.49%を更に12.32ポイント下回る、52.17%という低投票率の選挙となりました。
有権者のおよそ半分しか、市議を選ぶ権利を行使しなかったということですね。つまり、半分の人は、「誰が市議になるかで自分の生活に影響はない」と思っている、ということだと思うんです。
市議選にかかわらず、国や県の選挙でもどんどん投票率が下がっている中ではありますが、このことは、重く受け止めなくてはいけないと思っています。
今まで市議会議員として8年間活動してきた自分にも責任の一端があると思っているので、忸怩たる想いはあります。
誰が市議になるかで、誰かの生活が急激に大きく変わる、という事は、正直なかなか起こりえないとは私も思いますし、
自分もちょっと前まで(10年ほど前まで)は同じようなリアリティを持っていたので、その気持ちはよくわかります。
ですが、私は、市政のあり方で子どもの置かれた環境が大きく変わると実感しましたし、その環境を変えられる力が市議にはあると思ったから、政治の世界に飛び込みました。
選挙戦については、選挙カーを出さずに、街頭演説のみでひたすら想いを訴えてきて、
そのことを高く評価してくれる人もたくさんいらっしゃいました。ですが、他の候補者を支援していた知り合いから頂いた意見の中にこんなものがありました。
敬服に値します。無駄に税金を使わず、驚異的な数の街頭演説のみで上位当選したことは、恒例の臨み方とはいえ、示唆的だとおもいます。
(中略)後継者を見つけるのが困難な現状において漫然と従来のやり方で選挙戦を続けることは間違いでしょう。かと言って、星議員のやり方を他の候補者の誰もがとれるかというと疑問もいだきます。
われわれも変化を迫られているのは自明の理なので、しなやかな脱皮を目指そうかなと思っているところです。」
「星議員のやり方を他の候補者の誰もがとれるかというと疑問もいだきます。」
ここです。この意見は、かなり感じるところがありました。
私は、今の他の人がやっている選挙戦や政治活動に対するアンチテーゼというか、より良い地方民主主義のあり方はこうなんじゃないか?という提案、今選挙に行っていない他の人に届く方法があるのではないか?という提案として「カンパ(政治献金)を多くの方から集めて政治活動をする」「選挙カーを出さない選挙活動をする」「ネットやSNSを最大限利用する」などをやってきたつもりですが、
それは結局「星にしかやれない方法」になってしまっているんですよね。この3つは、大田原市議選や大田原市議会では、他の誰もやっていません(ネットやSNSは程度問題でしょうが私以上に使っている人はいないとは思っています)。
特に選挙カーを出さずに街頭演説だけをひたすらやる、という選挙期間中の手法などは体力勝負になってしまっています。
年齢が上の方や何らかのハンディを抱えている人にはとれない手法でしょう。
今回、選挙戦を終えて、自分でも「他の人が同じことをやれるのか」という事は感じました。
選挙は、後援者の皆様はもちろん、家族・親族への負担も大きいですし、とりあえず私が前に出ていかなくては行けないところで、銃後を守ってくれる人がいてなんとかなり立っています。
特に女性や障害者が同じことをやろうとすると、私以上に多くのハードルを越えていかなくてはいけなくなるだろうな、と感じています。
(だからといって、従来の選挙の手法であればそういった人達のハードルが下がるかというと、そうでもないとは思っています。)
私は私なりに、私がやれる限界まで自分のやり方を徹底して問題提起することはやり続けたいと思っていますが、
上に紹介したようなメッセージをくれた方は、新しい時代に合わせた、「これが正しい」という最適解を私に期待してくれているようにも思えます。
自分にそれができるかは、わかりませんが、そういったことはしっかりと考えてこれからも政治活動を続けていきたいと思っています。
しかし、同時に、そこを広げるのは、私ではなくて、「次に出てくる他の候補者なのではないか」という気もしています。
一度選挙をして当選すると、次からもそのスタイルに縛られる、ということは、どんな候補者にも起こると思います(例えば「一度選挙カーを出して勝ったのだから、出さないで負けたらどうするんだ」という支援者の声は大切にしなくてはいけないですし、候補者も支援者も他の「勝てる」方法論を知らないことが大多数だろうと想像します。知ってるなら最初からその手も打っているはずだから)。
だからこそ私は、新しい手法で民主主義をアップデートする試みを歓迎したいし、時に自分が受け入れられない手法が現れても、それと向き合って対抗策を考えていかなくてはいけないと感じています。
いろいろ書いてきましたが、無投票にならずに選挙があるということは、本当にいいことだと思いました。
私も選挙を通じて、多くの人から想いを聞くことができましたし、地方の民主主義がどうあるべきかを真剣に考え、肌で感じる機会になりました。
それらをしっかり抱えて、12月1日から始まった任期の4年間、しっかり活動していきたいと思います。
●3期目最初の一般質問は、16日(月)10:00~です。
選挙の事後処理も終わらないうちに、一般質問の通告が入り、もう早速来週12月9日(月)から、新しい期で初めての定例会が開催されます。
ドタバタの中ですが、選挙期間を通して訴えてきたことや、選挙期間を通して聞かせて頂いた声を、早速一般質問で質していたいと思います。
様々な想いや情報を頂く中で、私の質問がよりしっかりしたものに育っていきます。
今回の質問は、以下の4項目になります。意見や情報をお持ちの方は是非、返信でお寄せください。
(2)今回の選挙の投票率について、市の見解を伺いたい
2、来年度予算案における祭り・イベントへの補助金について
(1)与一まつりの三年間休止の検討に至った経緯と根拠を伺いたい
(2)関係者、関係機関への説明をどのように行ってきたのかを伺いたい。また、回答があればどのような回答を得ているかを伺いたい
(3)与一まつりと大田原マラソン以外に、来年度以降の休止が検討あるいは決定されている祭り・イベントはあるか伺いたい
(4)補助金の削減をしない方針になっている祭り・イベントはあるか伺いたい
(1)令和6(2024)年度に発行される予定の「市政70年の歩み」について伺いたい
(2)資料集「大田原市の郷土誌」「大田原市の動植物」「大田原市の民俗」について伺いたい
(3)公文書(永年保存文書)の管理状況について伺いたい
(1)市からの災害情報の発信の手段とそれぞれの評価について伺いたい
(2)よいちメール、LINE@公式アカウント、ツイッター、フェイスブックの普及率向上の策を伺いたい
2期目の途中から、毎議会ごとに、議会で議論される中身を先出しして一緒に考えていただく「キックオフミーティング」を開催してきました。
今までは、時間や日付を固定していなかったのですが、今回から、議会開会日の前日、午後の時間で固定をしていきたいと思います。
12月定例会は9日から始まりますので、8日(日)の午後にやる予定ですが、まだ今回会場が確定できておりません。
正確な時間と開場は追ってメルマガ等でお知らせいたします。
今回の議会は、図書館や温水プールの指定管理先の継続や、第3子以降の出産の贈られていた子宝祝金10万円を半額の5万円にする条例改正、
しんとみ保育園やゆづかみ保育園の定員を25%ずつ増やす条例改正など、しっかりチェックしていかなくてはならない案件がたくさん出てきています。
また、損害賠償の報告においても、児童扶養手当の支給事務で、支給の可否に関わる判断の誤りで児童扶養手当と一人親家庭医療助成費が支給されなかった案件の損害賠償があったようで、その賠償額の決定と和解の報告も入ってきております。市の職員の方が職務中に起こしてしまった交通事故などは完全に防ぐことは難しい案件ですが、今回のような損害賠償の案件は今までに見たことがありませんし、額も結構大きいです。
毎回、市長提出案件が届いてから1週間で開会、議決や委員会審議まではそこから2日~8日ほど、というタイトなスケジュールなので十分に議案の審議をするには厳しい、と思っているのですが、
だからこそ!みなさんの協力が必要なんです。詳しい方、ご意見や情報をお持ちの方、是非ご協力ください。