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政治活動

下野新聞記事「立候補予定者アンケート」に思うこと

6日(水)の下野新聞に「市長支持、96%の高率 立候補予定者アンケート」という記事が載っております。

2019年11月17日執行の大田原市議会議員選挙の立候補予定者にとったアンケートを元にした記事です。

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まず、関連記事のリンクです。

【大田原市議選】重点テーマ「防災・減災」最多 立候補予定者にアンケート

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/240764
【大田原市議選】市長支持、96%の高率 立候補予定者アンケート

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/240768

【大田原市議選】5人オーバーの激戦予想 8年ぶり選挙戦確実

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/240772

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毎回、選挙戦に入る前に記者さんから立候補予定者アンケートの記入を依頼されるのですが、各候補者がどんな回答をするのか、私も楽しみにしております。

これは、まず項目を選択肢で選び、そのあと50文字以内の自由記述欄があるのですが、是非、この自由記述を読んでいただきたいと思っています。ここに市議の考え方が現れます。

実は、市議会議員選選挙では、同じ土俵や同じプラットフォームで市議が考えを問われる場はありません。唯一このアンケートくらいです。だからこそ、このアンケートは市議の考えや資質を問う上で、非常に重要な場を作ってもらっている、と感じています。

読んで、いろんなことを思いましたので、私の問を紹介すると同時に、少し詳しく書いてみたいと思います。

【問1】市議会議員として取り組みたいテーマは。

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/237786

6.子育て支援/11.教育環境の充実/1.防災・減災…保育施策の充実、子どもの貧困対策、家庭支援、子どもの居場所作り等の「子ども支援」を最優先に取り組む。

【問2】市の人口減少対策として最も効果的な対策は。

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/237788

1.子育て世代に対する支援制度の充実…大田原市人口ビジョンで示された希望出生率1.83をかなえるための総合的な施策が必要だが、中核は1。

12の事由記述は、候補者を知っていると、それなりに議員の個性が出ていて面白いです。

2の人口減少対策については、伊賀純氏「あらゆる施策で複層的、有機的な連携が必要」、髙瀨重嗣氏「選択肢すべての対策が必要(攻略)」という自由記述がありますが、その通りですね。私もそう思います。そのうちのどこを重視しているか、ということがこの質問により見えると思います。

【問3】市議会の議員定数が21になったが今後についてどう考えるか。また望ましいと思う定数は。

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/237794

1.さらに減らすべき…議会がより働くため、政策立案や議論がきちんと行え、様々な合意形成を進めやすい人数まで減らして良い。[18議席が望ましい]

私を含む3人が「1.さらに削減すべき」、鈴木隆氏の16議席、前田則隆氏と星の18議席。

秋山幸子氏が唯一「3.増やすべき」。

残りの22人が「2.現状のままでいい」としています。

いきなりですが、4年前の議員定数のアンケートのあとに、定数について書いたブログ記事の該当箇所のコピペです。意見は全く変わっていません。

また、星は適正な人数を18人とし一番少ない人数を挙げているのですが、ただ単に定数を削減すればいいとは思っていません。削減と同時に議員個人個人がしっかり勉強や研鑽を詰める政務活動費の復活をし、同時に領収書のHP公開等を行って各議員がどのようなスタンスに基づいてどのような調査研究をしているのかを市民に分かるようにすべきです。また、人数が少なくなると市民の意見が十分にくみ上げられないという反対意見もありますが、議会への市民参画の機会や議会のアウトリーチをどんどん増やし、今以上に市民の間で対話をし、意見をくみ上げられる議会にしていけばいい、と思います。

票が見えてから削減を主張すると、「下から数人の議員はいらない」というように、個人攻撃にも感じられてしまうので、それに関係なく、18が妥当と思っている、と残しておきたいと思っています。3常任委員会×6人です。市民の多様な意見を汲みながら、合意形成や政策議論が進みやすい人数、サボれる人がいなくなる人数がそれくらいと感じるからです。

小野寺議員の「現状のままでいい」という意見の自由記述は面白いです。「発言、特に質疑が非常に少ない議会は定数が増えても減っても同じ。発言が少ない議員はいないのと同じ。」つまり、定数と質は関係ないと。もしかすると、そうなのか…?これから見えてくるかもしれませんね。

私も、議会の場で発言しない人は議会にいらないと思っています。議会での発言で、執行部との緊張関係が築けます。私たちは市民の皆さんに日頃の活動を見られながら背筋を伸ばして活動する、市役所の職員は市民や市民の代表である議員に見られながら背筋を伸ばして仕事をする。それが大切なことです。見られていないと人はサボりますから、見られている、という意識の中でいい働きをしていく、と、二元代表制はそのような仕組みになっています。

「議会で質疑・質問などをせずにも働ける」、そういう人もいるかもしれませんが、そういう人は、議員でなくても同じ影響力を発揮できる人であるか、あるいは「議員」という立場を悪用している人である可能性があるので、どちらにせよ議員になるという手段を選ばず、他の方法を通してやっていただきたいと思います。

「地域の声や意見を反映させる」という趣旨の発言もありますが、「議員がいない地域は声が通らない」ということがある、と言っているに等しいです。本当にそうですか?今議員がいる地域は、いない地域より優遇されていますか?私はそんなことはないと思っています。地域の問題は、議員より前に自治会長さん・区長さんに動いてもらい、それで解決できないおかしなことに関しては、地区関係なく議員が動けばいいと思っています。

【問4】津久井市長の市政運営や政治姿勢を支持するか。

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/237795

2.どちらかといえば支持する…市民の声を聞き、協働の体制をつくり、積み上げていく政治姿勢であると感じる。

この問いは、「市長支持、96%の高率」という見出しがついた理由の質問です。

これと似た問いに、4年前には、このように書いています。


問4に関して。

「津久井市政をどう評価しますか」という問いに対して、回答が

「1、支持する」

「2、どちらかといえば支持する」

「3、どちらかといえば支持しない」

「4、支持しない」

「5、その他」

とあり、星はその他としました。

これは過去に他市町の市町議選に際しても同じ質問が投げられていますが、その時からあまりよくない問いだと感じていました。「どう評価しますか?」だったら「評価する」「しない」で答えるのがあるべき問いではないでしょうか。

市長選の時などは市長候補者の中で誰を支持するか、という話になってもまあ仕方ないと思いますが、二元代表制の一翼を担う市議を選ぶ際に参考にする質問に「市長を支持するかどうか」を問うこと・答えることに違和感を感じています。市長派かどうかを見分けるための質問なんでしょうか。

なお、この意見は下野新聞の記者さんに伝えさせていただきました。次回どこかで行われる市町議選からは質問の内容が改善されるといいなぁ、と思っています。

今回は質問が変わっていまして、「津久井市政をどう評価するか」「市長を支持するか」ではなく「津久井市長の市政運営や政治姿勢を支持するか」という聞き方になっています。変えてくださったんでしょう。それであれば、応えなければなぁ、ということで、②どちらかといえば支持する、と応えました。基本的に、市議の仕事はあら探しがベースだと思っているので、市長をトップにした執行部がやる仕事の中で、改善点を自分が見つけていくわけです。私は市長会派ではありませんが、概ね、市長がやってきたことに議会の中でも賛成をしてきました。そうでない部分を見つけて改善に向かう努力をするのが市議の仕事と感じています。

多くの市議が支持になるということは、大田原市には、世論を2分するような、大きな論点がない、ということなんじゃないでしょうか。あるいは、本来は作られなければならない論点を作り出す力のある政治家がいないかの、どちらかでしょう。

【問5】大田原市議会は2009年に政務活動費(当時は政務調査費)を廃止したが今後についてどう考えるか。

2.復活させるべき…政務活動費の使途公開により、議員個人の活動が可視化される。議員報酬を下げてでも復活させるべき。

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/237796

完全に私は政務活動費復活論者です。

「議員としての活動費を増やすために報酬を上げた」という認識だったとしたら、「なんで政務活動費をあげなかったの?」となります。

気持ちはわかるんですよ、議員になると、いろんなお誘いや、お付き合いも増え、そういったことでの出費が増えます。慶弔のお金だけで報酬がなくなる、という話をしていた議員さんもいました(驚愕!)。だからこそ、「政務活動」にちゃんと使えるお金を、報酬とは別に確保しておくべき!というのが私の考えです。また、領収書は全部つける。そうすればどの議員がどんな問題意識を持って活動をしているのかが明確にわかるようになります(同じ議会にいても、全然わからない人もいるので)。

今、それなりのお金を調査研究に充てている議員にしてみると、報酬を減らして、減らしたのと同額の政務活動費をつけると、むしろ自由に使えるお金が増えるんです(報酬が下がるので所得税等が減るから)。絶対にその方がいいと思うんですが、どうですか?

議会費を増やさない中でも、マジメに政治活動をするインセンティブが議員に働くような仕組みは作れます。

【問6】大田原、那須塩原、那須の3市町(北那須地域旧7市町)の合併についてどう考えるか。

2.合併を進めるべき…栃木県北の那須・那須野ケ原エリアをより一体的に発展させるために、将来的な合併が望ましい。

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/237798

これは、自分の周りの実感と、将来的なビジョンを考えるとそうなる、という点で書かせてもらいましたが、自分の生活環境や支持者がどこに多いかで、実感はずいぶん変わってきそうなので、もうすこし丁寧にいろんな声を聴きたいとは思っています。
しかし、高瀬議員が書いているように、旧西那須野と大田原が別の自治体である弊害はかなり感じています。

長文になってしまいました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

参考までに、4年前のアンケートの際の記事のリンクも貼っておきます。

下野記事「立候補予定者に聞く」に思うこと ・・・星の便り Vol.54

https://utsusemifo.exblog.jp/25053488/


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by hoshimasato | 2019-11-08 23:41 | 政治活動 | Comments(0)

大田原市議会議員、ほしまさと(星雅人)のブログ。子どもの味方、学童保育支援員、パソコン要約筆記者。「多様性」と「対話」を大切にし、ともに社会課題を解決する市政を目指し奮闘中。


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