37歳「学童指導員」、年収300万円生活の現実/
https://toyokeizai.net/articles/-/242480?page=4
上記はたまたま見つけた学童保育関係の記事です。ノンフィクションライターの須藤みかさんが書かれている東洋経済の記事ですが、こんなに詳しく、網羅的な学童の記事を書いてくれるライターさんが出てきているんだなぁ、と感慨深いものがありました。私が2008年に学童の指導員になって、その3年後に政治の世界に入ることになった理由とも直で繋がるような話で、この中に書かれている指導員さんたちは、あの頃の自分だったり、自分の周りで学童に関わりつづけたいと思いながらも、様々な理由があり志半ばで学童を辞めていった人たちの姿と重なり、他人事に思えず目頭が熱くなりました。
大田原でも、地域の運営委員会や保育会という任意団体で運営していた公設民営の学童をよりしっかりした形で運営しつつ現場の処遇改善をおこなっていく、ということに前向きに取り組んでくれるようになりつつありますが、一括で指定管理にするという話が出てきて慌てて止めるために動いたら、今度はまとめて運営委託する、という話が出たりして、まだ大きな方向性が定まっていません。今行われている議論が今後の大田原の学童保育の20年、30年を決めることになるのは間違いなく、学童保育をどういう形で運営していくことになるのか、大きな変化の時期に来ています。
子どもの最善の利益を根幹に据え、子どもや保護者のことを支えたい、という思いで真剣に向き合い働いている人が働きつづけられる環境を作っていきたいと思っています。(記事にある方の待遇は、全国の学童の平均から見たらそこそこいい方なんです…あれで!)そこをベースに、保育の質も上げていく必要があります。理想の子どもの放課後環境にはまだまだ遠い…頑張っていきたいと思います。