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議会

連載記事 議会の役割と理想の在り方って?③…議会における議案審議の流れ

連載記事 議会の役割と理想の在り方って?②…図書館の開館時間を変更は早計であるたくさんの理由の続きです。

次に、議案について議会がどういうように動いていくのか、説明したいと思います。

一つの議会に十数本~三十本くらいあがってくる議案の全てを
1人の議員が2~3週間で全部細かく調べるというのは、現実的に困難です。
だからこそ基礎的な力を付けるために議会の開催されていない間も議員という立場で調査や勉強をしているわけですが、
市の全てをしっかり把握して完璧な判断をできる議員というものはもちろん存在しません。
大田原市であっても600人からの職員さんが執行している内容ですから、
1人の議員で調べられることには、おのずと限界がありますし、
同じ成果をどのように評価するかは、人それぞれ違います。
だからこそ、大田原市には26人もの議員がいて、
それぞれの問題意識に基づき議員活動を行っているわけです。

議会では、委員会というものがあります。
市議会に上程された議案は、基本的には委員会に付託されます。
最初から全員の議員で全ての案件を議論するのではなく、
まず、一部の議員たちに「この部分を集中的に調べて議論して、判断してね」ということを託すのです。

具体的にはこういう流れになります。

本会議に上程され、全員で説明を受け、また質疑を行い、委員会に割り振る。

委員会に分かれてより詳しい説明を聞いたり、質疑や議論をしたりして、委員会の中で賛否をとる。

委員会として出した結論を、委員長が本会議で報告する。

委員会に出ていなかった議員から委員長へ質問することがあれば質問を行い、討論(自分が議案に賛成か反対かを表明してその理由を言う)があれば討論を行ったののちに、
議会全体での採決を行う。

大田原市では、4つの常任委員会があります。全議員がそのどれか一つに所属します。
常任委員会の名前とそこが審査する案件は次の通りです。

●総務常任委員会
(総合計画、財政、市税に関することや、広域行政、消防及び防災・地域安全に関することなど)

●民生常任委員会
(健康増進、福祉、子育て支援、高齢対策、介護保険事業に関すること、戸籍、住民票、国保医療・国民年金に関すること、ごみ処理などの環境衛生に関することなど)

●建設産業常任委員会
(農林業・商工業に関すること及び広くまちづくり(道路や河川の整備、都市計画の決定、中心市街地整備、市営住宅の管理、建築確認審査、上下水道の整備、農地利用調整等)に関することなど)

●文教常任委員会
(学校教育などの教育問題、生涯学習、社会教育、芸術文化の振興施策、スポーツ活動の促進に関することなど)

星は、現在総務常任委員会に所属しております。
また星が所属する一期生4人の会派「一誠会」のメンバーの現在の所属は、
植竹福二議員が建設産業常任委員会、
滝田一郎議員が民生常任委員会、
鈴木央議員が文教常任委員会となっており、
ちょうどすべての常任委員会に一人入っている、という状況です。

議会の説明が長くなってしまいました。
本題の議案第20号に戻りますが、第20号は教育施設である図書館関連の議案ですから、文教常任委員会が所管となります。

星は、文教常任委員会の傍聴に行きました。
第20号は文教常任委員会の6人に審査されました。
「年末年始の図書館の閉館日を5日から2日に変更する」という部分についてはどなたからも異論・反論がありませんでしたが、
「図書館の開館時間を30分前倒しする」ということについては前回の記事に書いたような内容が議論され、
結果、議案20号は1対4で否決されました(委員長は採決に加わりません)。
全委員が何らかの形で30分前倒しすることへの懸念を表明していたので、当然の流れだと思いました。
今すぐに変えずに、来年4月の図書館の指定管理者の更新・変更に合わせ協議していくべき、という合意がほぼ形成されていたように感じています。
(ここは傍聴に行った星の主観ですので、異論がある人もいるかもしれません。)

続きます。
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by hoshimasato | 2014-04-04 08:00 | 議会 | Comments(0)

大田原市議会議員、ほしまさと(星雅人)のブログ。子どもの味方、学童保育支援員、パソコン要約筆記者。「多様性」と「対話」を大切にし、ともに社会課題を解決する市政を目指し奮闘中。


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