2月10日 劇団漠「不思議なクリスマスのつくりかた」・・・東京学芸大学
2005年 02月 22日
劇団漠、大学のサークルです。
内容は、クリスマスとスヌーピー(ピーナッツ?)が混ざってメタ構造になったような話(何のこっちゃ)。
あれです、登場人物が自分が作中人物だと自覚して、作者やら読者のことに言及する手のやつ。
最初、クリスマスイブのデパートでエレベーターが止まったから、一場面で展開するドタバタ喜劇かと思ったけど、途中からピーナッツのパロディー(?)が入ってきて、最後のほうではメタ構造が露見してきて、重量感のある内容だった。
漠の劇は、SFチックな展開が多い気がする。
そして、どことなくきれいに完結している気がしないのだ。
脚本が悪いのだろうか。
脚本が悪いとしても、それを選んだ劇団が悪いってことになっちゃうのか。
ストーリーの綻びが気になって、劇に没入できない。
・・・こう書くと、強いけど、つまらないわけじゃない。
かなり楽しんでるのだが、最後の最後で理屈で自分の感情に歯止めをかけてしまうのだ。
理屈っぽい人間でございます。
「普通のストーリー」というと語弊があるかもしれないけれど、SF的な展開が無いもの、請った趣向を凝らしていないものがみてみたいと思う。
そうするといろんなものが見える気がするんだけど。
照明に友人が携わってるということで照明に注意してみてたのだがいうべきことが見つからなかった。
でも証明一つとってもかなり考え込まれてるってことは分かった。
お疲れさま。