鹿沼市議会の湯沢英之議員の新春の集いに参加してきました。
結婚式の披露宴よりも大規模な数百人規模の集会で、
予想以上の規模に驚かされました。

とちぎローカルネットワーク野嵐会は、
栃木県の若手市議会議員による、政策集団です。
これについてもまたいつか詳しく書きます。
そして午後は、『新たな「絆」による地域づくり -大学・地域・行政・NPO-』というシンポジウムに参加しました。

早稲田大学の卯月盛夫先生の基調講演では、
国家による都市計画の歴史や、「まちづくり」の歴史について学びました。
明治から現在に至るまで、町がデザインされるのはほぼトップダウン型の都市計画で、
市民発・ボトムアップ型のまちづくりはどこでもなかなか機能していないようです。
市が提案してくる案に対して、代替案を提案できるかがひとつの鍵になるのですが、
市民は、技術的専門的な知識もなく、お金もない。
そこで、まちづくりセンターが市民を支援し、住民と行政と企業をつなぎ、
3者が対等に話し合えるように支援する、ということでした。
(宇都宮では今年1月に「宇都宮市まちづくりセンターが開所し、このシンポジウムは開所記念事業として行われたものでした。)
まちづくりにあたって、複数案の提示ができたら面白いですよね。
たとえば、街がこんな風になったらいいという方向性を、A案、B案、C案と提示し、
「あれがいい」「これがいい」などと、市民みんなで比較検討するのです。
現在は、「こうします」と自治体が方針を決めると、ほぼ確実にとまらない。
意思決定がどこでされているのかもわからない。
多くの市民にとっては、そういう状況になってしまっているのが現状です。
大田原も、中心市街地活性化ビルが作られます。
千保市政の時には13階のビルを建てるはずだったものが、
津久井市長に変わってから7階になりました。
その7階のビルの1階には商業施設が、
2階、3階にはこども未来館、市民活動センターが、
4階には、まちなか図書館が作られるようです。
5~7階はマンションです。
大田原のみなさん、知ってましたか?
このテーマは気にしている人も多く、ご意見をいただくことも多いです。
3月はこのことについても、一般質問で質問します。
みなさんの意見も聞かせてくださいね。