午前中は、今回の議会に出される議案の説明をたっぷり聞きました。
僕もやっと議決までの流れがわかってきたので、書いてみます。
(※これは大田原の市議会の流れなので、他では違うところもあるかもしれません)
【①議案の説明】
まず、議案が出された理由、内容について、市長や担当部署(いわゆる執行部)から説明があります。
↓
【②質疑】
議員が執行部に対し聞きたいことがあったら質問をします。
↓
【③討論】
議員が、自分の意見を言います。
↓
【④採決】
決をとります。議員は、賛成だったら立ち上がり、反対だったら着座したまま。
過半数で可決です(議長を除いた25人による)。
こういった流れです。
議案によって、いきなり①~④までを続けてやってしまったり、
説明のみにとどめて別の日に質疑、採決をしたりします。
今日はほとんどの議案が①の説明だけでした。
明日は議案等調査のため休会になっているので、明日気になるところを調べておいて、
明後日の本会議の「質疑」のタイミングで質疑をするわけです。
【②質疑】と【③討論】の違いは言葉ではわかりにくいですが、
「自分の意見を述べるのが討論」で「質問するのが質疑」です。
そして、自分の意見を述べるための【③討論】は、いきなり手を挙げればやれるわけではなく、
前もって「討論通告書」なるものを議長に提出しておかないとやれません。
うーん、不思議。そしてややこしい。
まだこういった、議会内の手続きに慣れていないので、大変です。
そして、議案の中の一部は、委員会に付託されます。
そうするとまたちょっと違った流れになります。
大田原の議員は4つの常任委員会(総務、民生、建設産業、文教)があり、議員はそれのどこか一つに属しています。
担当の委員会に割り振り、そこでもっと深く調べて話しあってね、ということですね。
【①議案の説明】
↓
【②質疑】
↓
【③委員会付託】
「○○委員会に付託する」ということが議長から告げられます。
↓
【④各常任委員会付託事件審査】
付託された委員会で、議案を可決すべきか、否決すべきか決めます。
↓
【⑤審査結果報告】
委員会の委員長が、その結果を本会議で報告します。
↓
【⑥質疑】
報告の後の質疑は執行部に対してではなく、委員長に対して行われる質疑で、【②質疑】とは異なります。
↓
【⑦討論】
↓
【⑧採決】
本議会だけで決めるものと、委員会に付託してから決めるものとは、
「こういうものは委員会にかける」という大まかな決まりがあるようですが、
まだつかみ切れていません。
議案の内容うんぬん以前に、議会内のルールというものを把握しきれていないありさまですが、
もう今日もひとつ採決をしていますし、明後日以降出てくる採決では、
それぞれの議案に対する自分の意志を表明しなくてはいけません。
しっかり調べねば。とりあえず、やれる範囲で。
今回の議案として上がってきているものは第90号~第107号までの18件です。
それとは別に、請願と陳情が1件ずつあります。
その内容がどんなものかは、明日ブログに書きたいと思います。
午後の被災箇所の視察についてはまた後ほど。
>【③討論】
これに付いては、前もって議案の様な説明文章をもらえるの?
賛成を求める為の、前もった言葉による説明などは有るのかな?
>これに付いては、前もって議案の様な説明文章をもらえるの?
議案書と議案内容説明書は前もってもらっているので、
その範囲で自分が「こうすべき!」と確固たる意志がある議案については討論を申し出る、ということになるんでしょう。
でも、全員が賛成するだろう、と予想できる議案について、
わざわざ「これはこういう点で可決すべき議案です」という討論をする人はいないと思うので、
基本的に議案に反対する人が、自分の発言を皆に聞いてもらうためにあるような場なんでしょう。
僕もまだ使い方がいまいちわかっていません。
>賛成を求める為の、前もった言葉による説明などは有るのかな?
説明文は議案書と一緒にもらいますが、
言葉での説明は議会初日(今回は議長選などがあったので2日目)に行われることが多いようです。
ここではもう少し詳しく担当の部長さんなどから説明があります。