世の中の流れは早くなり、価値観は多様になってきている。
それぞれの世代や職業によって、生活や、価値観が大きく違う。
職業もそれぞれ複雑になり、ブラックボックス化している。例えば、同じ福祉職についていても、高齢者福祉と児童福祉と障害者福祉では全然違う!
だから対話が必要だし、議会にも多様性が必要。議会には様々な人がいることが望ましい。
(ちなみに今の議会の男女比は6:1.これも非常にバランスが悪い。)
そして、議会に誰がいるかということも重要だが、選挙にいろんな世代の人が立つことが本当に重要。だれか1人が立つと、立つ人とその人に近い世代を中心に、政治関心が高まる。
大田原市であれば、選挙の時には30人くらいの候補者が「市政をこうしたい!」と発言したり、「今の市政に問題はないですか?」「お困りのことはありませんか?」って聞くんだもの。その人たちがアピールするのは、もちろん友人や知り合いが中心になる。それを受けて、市民も考え、多くの問題点が見えてくる。
選ばれる人以前に、立つ人に偏りがあれば、特定の問題しか見えてこない。
ある問題を解決するために力を発揮できる人たちのに問題が届かず、力を借りられない。
もっといろんな世代、職業の方が立ち、議会に入っていける形にできないものか。
そういった議会にするには、大きく2つの方向があると思う。
①議会の開催時期や時間を変えて、様々な職についたまま議員になれる人を増やす。
②多少のリスクは抱えてもいろんな人が立候補できる報酬にし、プロ集団化する。
これはしっかり議論が必要だと思うが、僕は①の形の方がいいのではないかと今は思っている(現行の選挙の形を変えられるかもという期待と、きたるべき直接民主制に向けての布石として)。
あとひとつ。
③今議員がやっていることのうち、市民がやれることは市民もやれるようにする。
これは、どんな方向に議会がむかうにしろ、やるべきことだろう。
様々な情報をオープンにして、議員以外でも市政のチェックができるようにする。
様々なことがらに市民が参画できるようにする。
(そういったことを可能にするために、自治基本条例をつくっていきたい。)
僕は地域や市民の中に眠っている力がまだまだあると思っていて、その力をうまく使える土壌をつくっていきたいのです。
なんでもかんでも行政まかせの時代はもう終わっている。
僕らの問題を、僕らが見つけ、僕らが考え、僕らで解決する。
そういったことがしやすい世の中にしていくことが何より重要。
1人にできることって、実はもっとあるんじゃないだろうか。
となりの人と手をつないでできることって、実はもっとあるんじゃないだろうか。

本当にその通りですね。
読んでいて、自分自身にも偏りがあると感じました。
10人いれば10人分の価値観や考え方があります。それをうまくまとめて大きな力に出来ると良いですね。
コメントありがとうございます!
>10人いれば10人分の価値観や考え方があります。それをうまくまとめて大きな力に出来ると良いですね。
そうですね!ひとりひとりの力を引き出せる社会になっていったらいいな、と思っています。