「放射能から子どもたちを守る」という言葉が使われている。
ガンや白血病、放射能の影響で起こるかもしれない病気から彼らを守りたい。
そうしたいという気持ちには強く共感する。
けれども、僕ら学童保育の指導員は子どもを外で遊ばせている。遊ばせてしまっている。
県の連絡協議会の役員会の話し合いでも、現在遊びを制限しているところはないようだった。
それは、僕らが遊びやそとで駆け回ることをとても大切な物だと思っているし、放射能の影響は多かれ少なかれ受けることは分かっていても、彼らに遊びを保障して上げなくてはいけないと思っているから。(もしかすると、多くの人は危機感がないだけなのかもしれませんが…)
ただ単純に放射能から子どもたちを守ることを至上命題にするなら、俺は部屋から出さない。
コンクリートの部屋に閉じ込める。
教育と放射能の話になると、否定的なメッセージが増える。
「こんなときにプールにはいるなんて」
「こんなときに運動会をやるなんて」
ここでは2つの論点がある。
①放射能で受ける影響をどうとらえているか。
②それと教育の効果を天秤にかけ、どちらを選ぶか。
まず、①がしっかりとはわからない。
過去のデータや調査が少なすぎるし、今回のような形で放射能がまき散らされている&垂れ流され続けているのは初めて。
だれも出てくる影響について確定的なことが言えない。
すると、それぞれの主観で放射能の危険度を捉え、②について話すが、多くの人が自明のこととして扱っている教育の効果についての認識自体もそもそも全然違う。
プールに入らせるかどうかが話題になっていた。
「こんなときにプールで泳がせるなんて」という人は、プールで泳げるようになることの利益と放射能の影響の損益を比較して、プールで泳がせないことを選んでいるのかな。
その比較はあまりしていない気がする。
もしかすると、教育をする立場の人たちは、その二つを比較したうえで、プールで泳げることの意味をもっと重く捉えているのかもしれない。
教育が重要だと思っている人が教育者になるんだろうからね。
そう考えると「彼」と「自分」では線をどこでひくかが違うだけと思いませんか。
一旦そう思ってしまった僕はなんだか大きい声が出せない。
でも、きっとここいら(栃木県北)ではプールには入らせない方がいいんじゃないかとは思う。
判断の線引きは指導員や教師によっても立場が違うでしょう。保護者にはその線引きの実情や指導員の判断についてお伝えするのが良いのかもしれませんね。よくは知りませんけど。
グランドやプールで遊べば、被ばく量が増えますね。その時に必要な情報は「どの程度被ばくが増えるのか?」だと思うのです。グラウンドの空間放射線量μSv/hも必要ですが、それは一つの目安です。もっとも必要な情報は放射性核種の総量Bq/㎡で、これが分かれば、今後発症しやすい病名や発症する確率が分かるのです。これらの現状を本人や保護者や指導者が理解した上で、リスクが少ないので遊ぶのか、遊ぶのを止めるべきかを判断するべきだと思います。
しかし、今現在、それらを自分で判断可能な情報は皆無です。行政や個人の発信する部分的な情報は有りますが、放射線量は少し場所を移動しただけで大きく変化する個所も存在するので、参考程度にしかなりません。また、数値が分かっても、それを判断する為の基準が学者によってバラバラです。
私的には、まず大田原市がやるべきことは
①学校やスーパーや公園等で100m間隔の空間放射測定。(μSv/h)
②地面の放射性核種のサンプリング調査。(Bq/㎡)
③必要個所の土壌洗浄
④学校給食の地産地消・東日本の食材使用の廃止
⑤出荷される農水産物の放射線量の測定と管理
⑥水道水未検出データ等、各種放射線データの公開
⑦子供の安全値・大人の安全値の公表
⑧安全値を守る為の生活方法の提言
であると考えてます。本来国のやるべき仕事も多いのですが、国は何もしません。地方自治体に動いてもらうしかありません。
コメントありがとうございます。
>放射能による悪影響は数値などで表れやすく、教育的効果のマイナスは表しにくいので、責任問題上の「安全」を第一にしたい場合もあるでしょうね。段よりも少し「放射能防止」に傾くのでしょうけど、運動会も水泳も野外活動も外遊びもゼロにはしにくいでしょう。
本当にそうですね。
その判断の理由をしっかり伝えていくことが必要だと思います。
ただ、現在は、放射能のことを気にされて学童に意見や質問をくださった保護者さんはいないという状況です。不安に思っている人もいると思うのですが「きっと大丈夫だろう」と思っているようにも感じてしまいます。
庸一さんの調査はすごいですよね…。フェイスブックで見てますが、正直ついていけていないです。
さまざまな情報をオープンにすることで、判断と責任をある程度市から市民に渡す、悪く言えば押し付けられるとも思うんですが、なんで国や市は情報をオープンにしないんだろう?と思ったりしていたのですが、そもそもそういうデータを調べられなかったり、調べなかったりするんですよね。で、それがわかっても提示されている判断の基準がバラバラ。すごい状況ですよね。
市の採用した数字は、すいません、僕は知りませんでしたが、100mSvは高すぎですよね…。驚きました…。
提案の8項目のうち、①②⑥は本当に早く、継続的に行って欲しいですね。③④⑤⑦⑧はその線引き自体を市が正確に出来ると思えないんですよ…。
これについてはブログなり、直接なり、あとで伝えたいと思います。
情報に関するコメント、まさにその通りだと思っています。行政で発表する空間放射線量μSv/hでさえ地上20mでの測定ですから、「鳥に発表してんのかよ」と、思います。学者間の基準値の相違は、国立癌センターが反旗をひるがえして、御用学者相手に公開討論会をやるそうです!
率直な感想、どの場ででも歓迎で~す。
政府も東電も文科省も、持っていましたよ。
URLの3ページ上部の四角内を見てください。
官邸は、3/11夜には、メルトスルーを予測してます。
実際よりもやや東にずれていますが、これを発表知れば飯館村・浪江村他の住民は、早々に自分で逃げたと思います。
スピーディーを見た女性も、すっぴんでー逃げたと思います。
↑ギリギリ洒落でOK?
パニック起こしていたのは市民と政府・東電・文科省のどっちなんでしょうね…。
オープンにしたってパニックなんて起こりませんよ…。
あー放射能ギャグ。不謹慎だー。
いや、それは置いておいて、本当にそのとおりだと思います。
それはいいとして、庸一さん詳しすぎますよね…。
データもいろんなところから持ってきてますし。
ブレーンがいるんですか?w
それと、ブレーンはいませんよ。強いて言えば、ツイッターです。そかし、そこには本物のデマ情報が多いので、裏を取るのに苦労しますけどねw
放射能の性質を考えると、全員一片に逃げる必要性もないじゃないですか。今すぐ被害が出るわけでもないですし。影響を受けやすい子どもを先に、というような話をしっかりすれば、国民だってわかると思うんですけれどね…。
ツイッターがブレーンって時代の最先端ですよね。
本当の民主主義の足音が聞こえますね。
庸一さん僕のブレーンになってw
ツイッター、私のフォローで一番ビックリな人は、福島原発内で事故処理する下請け企業の現場監督です。東電社員交じりのミーティングの話までは行って来ます。もう、隠し事は出来ない時代ですね。
星さんのブレーンになるほどの能力は有りませんが、今後とも宜しくっす。