読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1377ページ

★★★★☆ 一番驚いたのは政府の介入前より介入後の方が子どもの貧困率が上がっていること。子どもたちの貧困問題に対する声や目を社会の中で育てていかなくては。今の子どもにしっかりした支援をしておけば、後になって大きなコストがかからずに済む。その通りだと思った。
読了日:02月02日 著者:山野良一

★★★★★ いや、面白かった。結論は納得できるもんではなかったけれど。まあ、「自分探し」はあきらめていただいて構いませんが。自分が苦しんでいたり、目の前の人が苦しんでいる様を見たりしたら、行動に移すしかないんだって。承認なんかじゃ足りないんだって。もうちょっと時代が進めば「諦めて」では済まないことがわかってくると思う。という俺は「それにもかかわらずあきらめられない人」なのかな。本田さんの「解説、というか反論」のラストに、スピッツの「恋する凡人」が引用されてたのには笑った。
読了日:02月08日 著者:古市 憲寿,本田 由紀

映画を先に見ると、その絵が浮かんでしまう法則にのっとり、妻夫木や、深津絵里や、満島ひかりが動いていました。映画もよかったけれど、小説はそれ以上に良い!田舎の描き方がなんとも言えない。
読了日:02月17日 著者:吉田 修一

★★★★★ 文学のテーマの一つに「悪」を描くということがあると思っているんだけれど、明確にそれに取り組んだ作品なのではないかと思った。誰かが何かいわゆる「悪いこと」をしてしまうシーンの時、その人が感じている描写がとてもうまい。本が今手もとにないのでうろ覚えだけど「首を締めなければ、真実が絞め殺されてしまいそうな気がして怖かった」とかね。「八日目の蝉」もそうだったけれども、こういう作品が流行ることは僕は肯定的にとらえたい。映画もよかったです。
読了日:02月19日 著者:吉田 修一

★★★★☆ 第一線で活躍する若手(?)教育研究者たちによって書かれた本。教育を語るならこれくらいは前提にして語りたいよね、というデータがたくさん納められています。答えを出す本ではなく、「教育の論点」を提示している本。良書。
読了日:02月25日 著者:
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