専業主婦の割合がどんどん減って、若い人の非正規雇用や共働きの世帯も増加している。
そして、3世代同居の家庭もどんどん減少している。
これらの変化がいいことだ、悪いことだ、というのではなく、家庭の有り様は常に変化している、ということを受け止めないといけない。
自分たちの時代の常識を軸にして学童を見てしまうと、ミスマッチが起きる。
学童で働いている若い人は、今後自分が利用者になるかもしれない、と考える。
今の雇用の状況や、自分が置かれている待遇を見たら当然だ。
なので、自分のこととして今学童の保護者が抱えている問題と向き合える。
とくに、非正規雇用で働いている親に共感できるのは、同じような雇用情勢におかれている若い指導員だろう。
自分が子育てをするときに、学童がこれからの親を支えられる体制になっているか、そういった目を指導員が持っていることは、とても重要だと思う。
「喉もと過ぎれば」というが、「わたしたちの頃は・・・」という発言ばかりでは、何処へも進めない。
社会・地域の状況ももちろん変化してきている。
ここが実は子どもにとっては一番大きいのかも知れないが、これも遊びとの関連で述べたいので後に回す。
次は若い人も学童にいたほうがいい理由、3つ目。
『③高齢になっても学童保育で働ける人を増やすため。』です。
続く