北は北海道、南は沖縄から、総勢130人の参加者があつまり、
栃木県の那須で3泊4日(6月8日~11日)。
正直、今回の研修で一番ためになったのは講義ではなく、仲間ができたことだった。
日本の労働環境や、子どもの置かれている特殊な環境を認識して、
地域という視点を持って子ども(特に学童期)の遊びをとらえている人が、日本にはまだまだ少ない(田舎は特に…?)。
僕でいえば、市で唯一の男性学童保育指導員で、児童館は存在すらしていない。
「女の人がやっていて当たり前」と思われている仕事を男がやっていること。
「その収入じゃ家庭もてないでしょ?」って言われるくらい収入が少ないこと。
教員免許を持っているため「どうせ先生になるんでしょ。腰かけなんでしょう」と思われること。
「こんなことやっているのはもったいない」という同僚の言葉。
そして、「でもこれは大切なことなんだ」とどんなに理論武装しても、弱くなる僕自身の心。
先に対する不安は忍び寄ってくる。
めちゃくちゃいいたいことはあっても、それをぶつける場所も、同じ境遇で愚痴を言い合える仲間もいない。
やっぱりそれはとてもキツい環境なんです。
3日目の飲み会の途中で、他の人の話を聞いている途中に涙が止まらなくなってしまった。
同じようなこと考えて、目の前の子ども達のために頑張っている同世代の人たちがいるんだな、って考えたら、とても嬉しくて。
研修の1日目の夜、同室になった友人が誕生日で、「誕生祝いしよう!」ってことになって(というか呼び掛けて)、
車で来ていた僕が買い出しの車を出すことにした。その流れで、毎日買い出しに行っていた。
2日目の夜、買いだしを終えて、駐車場に車を止めようとしたら、下がりすぎて、後ろの木にガシャン。
バックガラスが粉々になった…。落ち込んだ。
もう笑い話にするしかないな、って思って飲み会で話をしていたら、
そのことを聞いた人が、皆に呼び掛けてカンパを集めてくれた。
こんな箱まで作って。

毎晩の飲み代も、かなり多く払ってくれた人がいて、かなり黒字になったのだけれど、それもカンパ箱に入れてくれた。
申し訳ない気持ちと、嬉しい気持ちでいっぱいだった。
人の優しさに触れた。
(一緒に参加したみなさん、本当にありがとうございました。
カンパ総額は57,167円になりました。驚きの額です。
車もひどい状況なので、どうするかちょっと相談している最中なのですが、
どうなったかはなんらかの形で報告します。)
4日間、すごく楽しく、刺激的で、居心地のいい空間だった。
みんな地元に帰って、その場所の子どものために頑張る人たち。
仲間がそこにはいた。
世界のどっかで起きている悲惨な事件とか、目の前の子ども達が置かれている状況とかを考えていると、
たまに人間に絶望しそうになる時があるけれど、
こういった輪ができると「人類だってまだまだいい方向に向かっていけるよ!」っていう気がしてくる。
僕自身も、子どもたちのために、社会のために、そして自分のために、
頑張って働き続けていける気がしてます。
新しい視点を得て、やりたいことがめちゃくちゃに湧き出しているので、
アクセル全開でいきたいと思います。
科目で学んだことについては、また別に書きますね。
今回の研修は今書き綴っている「なんで学童の指導員をしているのか?」の最後に付け加えなくては。
今日は市の指導員会議で、市のこども課が来ての話し合いです。
さ、頑張るぞ!!
写真は、同室の仲間たちと、割れた車のガラス。
みなさん、お世話になりました。


星さんのまわりには、優しい人、頑張ってる人、素敵な人が、たくさんいますね。
類は友を呼ぶ…じゃないけど、きっと星さん自身がそうだから、同じような人が集まってくるんでしょう。
これからも頑張ってください。
応援してます(^3^)/

仲間ができるというのはそれだけで素晴らしいことですね。
ツイッターやミクシィというものができてから、同じ考えや趣味をもった仲間が集まりやすい環境ができているように感じます。
そういった技術をもっとうまく、大切に使っていきたいと思ってます。