思考・態度

「なんで学童の指導員をしているのか?⑦―8日目」

仕事をするということは、普段の自分の生活の外を知ることになる。
どんな仕事にも、そこでやってみないと分からないことがある。

他人の生活や時間の過ごし方って、以外と知らないんですよね。
部屋や街でどんな時間を過ごしているか、どんなものが部屋にあるか。
何にお金を払い、何を楽しいと思うか。
店に行くと、「こんなもの誰が買うの?」って商品に出会うことがあるけれど、
店で働いていれば、それをレジに持ってきてお金を払う人がいる。
その人を目の前で見られる。

コンビニでものを陳列したり、レジ打ちしたりすれば、「こういうものを買いにくる人」の生活に思いを馳せるし、
フィットネスクラブ(俺からかなり遠い場所)のフロントではどういう人がどういうことを求めてそこに来るのかを考えることになる。
ライブハウスではどんな音楽がどんな人に届いているのか、どんな形で消費されているのかを感じられる。
そういったことを軸にしながら、どこでもビラ配りとかティッシュ配りをしたり広告を打ったり出演者探しをしたりと、マーケティングを行っている。

想像力って体験に裏打ちされて成長すると思っているのだけれど、いろいろな仕事場での体験によって、今まで使わないかった方向に想像力が伸びていった気がする。

そして、大学4年になって、教員採用試験を受けず、就職活動を行う。
教員になりたくないわけではないのだけれど、
このまま学校に入ったら、一生のほとんどを学校で過ごすことになってしまう。
先生になるのだったら、もうちょっと世間を知ってからではないと、ダメだと思った。
これは「世間を知らない先生が多い」というようなよく言われる“他人の問題”ではなく、自分の自信や理想の問題です。

続く
Commented by at 2010-05-27 21:22 x
もうちょっと世間を知ってから…に賛成。

世間を知らない先生。は多いと思います。
どんな人?と言われると話が長くなりますが(..)

星さんの世間を知るってどういうことでしょう…?
Commented by hoshimasato at 2010-05-27 23:55
>楓さん

>星さんの世間を知るってどういうことでしょう…?
もうちょっとあとに、それに答えるようなことを書くかもしれないので、
少し待っていてください。
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by hoshimasato | 2010-05-26 23:59 | 思考・態度 | Comments(2)

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