学童での折り紙がきっかけでまた到来。
ちなみに前はこんなことをやっていた。
http://utsusemifo.exblog.jp/4169328/
http://utsusemifo.exblog.jp/4171305/
http://utsusemifo.exblog.jp/4175620/
くだらねぇなぁw今回は本気でやっている。
今、前川淳氏の「本格折り紙」という本の作品を最初から順に追っている。
この本の作りが、非常に最初から全部折りたいという衝動を湧かせるように書いている。
ひとつひとつの作品に「記号を理解する」「折り鶴の基本形」などのテーマが設定されていて、
折り紙の技術や、折り紙にあらわれてくる数学的な知識を教えてくれる、
まさに「折り紙の教科書」。
教科書といっても、中学校の教科書くらいかな。学童に置くには難しいかも。
経費で買うには趣味よりなので、自分で買ったものを持っていって学童に置いてます(でもこれに挑戦している子は少ない)。
作ったものを順番にアップしてみる。
いっぱいあるからとりあえず今日は入門篇。
まずは「鼠(テーマ:記号を理解する)」。

記号を理解するって、作品だけ見るとなんのこっちゃですが、
本では丁寧に記号の説明が書き込まれている。
次は「リス(テーマ:基本形)」。

魚の基本形という折り方からスタートしているので、このテーマ。
「仕切り箱(テーマ:折鶴の基本形)」。

これもなんのこっちゃない形ですが、完成間近までこの形になることが予想できない折り方なので、
最後に「こうなるのか!」ってなってちょっと感動。こういうのよいなぁ。
「巻き貝(テーマ:三等分、直角二等辺三角形)」。

延々と直角二等辺三角形を半分にしていく。
大きい紙で折ったらもっとぐるぐるいくのかな?
「サンタクロース(テーマ:インサイドアウト)」。

紙の表の色、裏の色を効果的に使った作品。
この技法をインサイドアウトというそうな。
「キリン(テーマ:見立て、沈め折り)」。

見立て、というのは、折り紙の基本。
折った後、「何に見える?」って必ずやるよ。俺も子ども達も。
そして沈め折り。子ども達はこれがなかなかできない。
この本では6作品目に出てきてしまう。
レベルの高さがうかがえる。
「ゾウ(テーマ:座布団折り、かぶせ折り)」その1。

その2。

座布団折りは初歩の初歩なんだけど、
かぶせ折りは難しい。
折った箇所をいったん開くようにして展開させる。
かぶせ折りができるようになると、折り紙の世界は結構広がる。
「変形折鶴(テーマ:幾何学)」。

説明が難しい。内接円だの垂線だの・・・。
ここまでが入門篇。
造形的にシンプルに見えるものが多いですが、
折り紙初心者には難しいんですよ。
俺としてはちょうどいいレベル。
簡単過ぎず、難しすぎず。
入門篇の後には
「初級編」
「これも折り紙編」
「中級編」
「上級編」
があるので、徐々にアップしたいと思ってます。
ちなみに今中級編の半分くらいまで折った。
未だ挫折はなし。

前川さんの作品だと,ティラノサウルスがすごいらしい。
後,誰のかは忘れたけれど,1枚の紙で折る「悪魔」という名作があって,両手両足,爪,つの,顔の造形,羽と尻尾が完全に折れるらしい。やってはみたいが,大きい紙で何時間もかかるらしい。
「大人の折り紙」シリーズ2巻の,綾波レイもそそられるが,僕はエヴァをよく知らないのでやらずに済んでいる。