本の感想

2010年2月に読んだ本

2月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3035ページ

神さまがくれた漢字たち (よりみちパン!セ)神さまがくれた漢字たち (よりみちパン!セ)
★★☆☆☆ 白川文字学の入門書。漢字の成り立ちやら、感じにまつわるエピソードやらがたっぷり。歴史に思いをはせることになる。だけど中学生が読んで楽しめると思えなかったな。
読了日:02月02日 著者:山本 史也,白川 静
せつぶんだ まめまきだ (行事の由来えほん)せつぶんだ まめまきだ (行事の由来えほん)
★★★☆☆ 最後の1ページいるかなぁ・・・?あと、最後の一文の解釈に戸惑った。お父さんや保育士さんとかが鬼役になるから、という意味でいいんでしょうか。
読了日:02月03日 著者:桜井 信夫
まほうのおしろでベビーシッター!!―わたしのママは魔女 (こども童話館)まほうのおしろでベビーシッター!!―わたしのママは魔女 (こども童話館)
★★☆☆☆ あんまりおもしろくなかった・・・。あかちゃんが消える、って部分はジョジョを思い出した。裏表紙の見返しを見て驚いたんだけれど、このシリーズめっちゃ出てるんだね・・・。子どもにはベタベタなのがいいのかね?
読了日:02月03日 著者:藤 真知子
学童保育ハンドブック学童保育ハンドブック
★★★★★ これぞ学童保育ハンドブック!基本的な姿勢から、向かう先まで、濃く、しっかり書いてある。過去に読んだ学童保育入門書(これは入門じゃないかも?)の中で、一番よかった!学童保育指導員は必携!資料を読むのに時間がかかった。
読了日:02月03日 著者:
対談集 日本人への遺言対談集 日本人への遺言
★★★☆☆ 司馬さんと宮崎さんの対談が読みたくて図書館で借りた。宮崎さんの子ども観は他で見聞きしていたけれど、司馬さんの人間観・子ども観は知りませんでした。が、素敵すぎる!素敵な子どもの心をもった大人二人の対談!「子どもの心を持たない大人はつまらない人です」大賛成。想像力談義も面白い。これが出たのは俺が12歳の時だけれど、どんな問題があって、どんなことが議論されていたのかってさっぱりだった。わざわざこういうことがありました、と説明しているわけじゃないのに、司馬さんと対談者が話していることで、何が問題だった
読了日:02月04日 著者:司馬 遼太郎,宮崎 駿,榎本 守恵,ロナルド トビ,田中 直毅,大前 研一,武村 正義
みんなのなやみ (よりみちパン!セ (01))みんなのなやみ (よりみちパン!セ (01))
★★★★☆ こういうおとなでありたいとおもうなぁ。誠実に子どもと向き合っている。作家としての力量というよりも、人徳だ。子どもに対して、「こんな世の中でごめんね」って感覚が俺にもあって、だからこそ変えられることから変えていかなくちゃ、と思う。その姿勢は子どもに見せ続けていかなくちゃ、と思う。学童がんばろ。
読了日:02月09日 著者:重松 清
家族八景 (新潮文庫)家族八景 (新潮文庫)
★★★★★ 中学の時に読んで、再読。名作。ひとの心の中を、こんな風に描写できるなんて。改めて人の心読めなくてよかったわ。女性に対していやらしいこと考えたときに、よくこの作品を思い出します。もう呪縛だ。読書メーターで出てくる画像(つまりはアマゾンの画像?)よりも、真鍋博が描いている表紙の方が作品にあっている気がする。
読了日:02月10日 著者:筒井 康隆
ベーシック・インカム―基本所得のある社会へベーシック・インカム―基本所得のある社会へ
★★★★★ 消費課税のベーシック・インカム論中心。予想以上に実現が可能に思えて驚いた。ベーシック・インカムはなんというか性善説に依っている気がするけれど、俺は人間を信頼しているから問題なし。労働者にも、雇用者にもメリットがあるっていうのが何よりすごいし、意味のない仕事に縛られて無駄なものを作っている人が減ると思う。パラダイムよ、シフトせよw
読了日:02月11日 著者:ゲッツ・W. ヴェルナー,小沢 修司
その日のまえに (文春文庫)その日のまえに (文春文庫)
★★★★☆ 『その日の後で』の手紙の一言で、鳥肌がバーって立った。あの、許しの言葉は、もう、何とも言えないわ。自分でもちょっと驚きなんだけれども重松清の小説を一冊全部読んだのはこれが初めて。
読了日:02月11日 著者:重松 清
食べられた男 (講談社文庫)食べられた男 (講談社文庫)
★★★☆☆ 高校の時にめっちゃ読んだ阿刀田氏の本を再読。休み時間に短い作品を一つ読めるのが良かった。今思うと大人な内容のものは高校生でもよく理解できていなかったんだな。奇妙な味、好き。もともと阿刀田氏の本はウィットに富んでいて、雑学も豊富に入っているけれど、この本ではさらに、「大股開き」とか「マーメイド」のように鮮烈なイメージのものも多い。
読了日:02月15日 著者:阿刀田 高
フィンランドは教師の育て方がすごいフィンランドは教師の育て方がすごい
★★★★☆ こうも違うのか!そもそも構成主義とか、知識の更新とか、まったく考えてない教員が多いよね。あとから知識を得ようにも、日本の教員は忙しすぎるよ、やっぱり。教育改革とは、現場の無駄な書類を減らすことからやれないものかね。「平等とは、誰にも同じものを提供することではなく、誰もが自分の才能に会った教育を入手する権利である」
読了日:02月15日 著者:福田 誠治
冷蔵庫より愛をこめて (講談社文庫 あ 4-1)冷蔵庫より愛をこめて (講談社文庫 あ 4-1)
★★★★☆ 阿刀田高の出世作。ネタのクオリティ高いな!阿刀田さんは他の本で、「アイデアは作家になりたての頃が一番よくて、だんだんアイデアの質は落ちてくるけれども書き手としての力量があがってくるからトントンだ」という意味のことを言っていたと思うんだけれども、やはりこれはアイデアの質が高い頃の作品集なのですな。「趣味を持つ女」「幸福通信」「わたし食べる人」「エネルギーの法則」が特に好き。
読了日:02月23日 著者:阿刀田 高
街場の教育論街場の教育論
★★★★★ 前書きにある『「政治家や文科省やメディアは、お願いだから教育のことは現場に任せて、放っておいてほしい」というのが本書が申し述べるほとんど唯一の実践的提言です』という文言に惹かれて購入。具体的に言葉にはできなかったけれど、確かに!という話がものすごく多かった。『「今ここにあるもの」とは違うものに繋がること。それが教育というもののいちばん重要な機能なのです』とかね。「競争を強化しても学力はあがらない」の項も納得。現場にいる人ほど元気がもらえる本だと思います。
読了日:02月25日 著者:内田 樹
ヴィックは本なんてだいきらい!ヴィックは本なんてだいきらい!
★★★☆☆ ぐにゃっとした印象の絵もだけど、話もなんというか脈絡がない感じがして、怖かった。それぞれの動物たちが言ってることは共感できること多いな。
読了日:02月27日 著者:リタ マーシャル
光と風とぬくもりと―子どもの尊さの発見光と風とぬくもりと―子どもの尊さの発見
★★★☆☆ エッセイ風のライトな子ども・教育についてのお話でした。増山さんの考えは他の著作でも知っていたので、ちょっと物足りなかったかな。子どもの写真がいい。
読了日:02月27日 著者:増山 均,菱沼 洋一,おひさま保育園

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by hoshimasato | 2010-03-02 00:26 | 本の感想 | Comments(0)

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