本の感想

2010年1月に読んだ本(2)

日本という国 (よりみちパン!セ)日本という国 (よりみちパン!セ)
★★★★★ 個々の問題について綿密な理屈が建てられているわけではないけど、ざっくり大枠を知ってからじゃないと、議論そのものに入って行けないから、大枠を提示してくれる人が必要なんです。で、この本はそれに最適なんじゃないかと。「民主と愛国」も読みたくなった。
読了日:01月08日 著者:小熊 英二
おばけのてんぷら (絵本のひろば 29)おばけのてんぷら (絵本のひろば 29)
★★★★☆ これ小さい頃よく読んでいた絵本なんだけど、めっちゃシュールで爆笑した。タイトルがオチ、っていう絵本、結構多いと思う。
読了日:01月08日 著者:せな けいこ
マメンチザウルスはわたしんち (きょうりゅうがやってきた)マメンチザウルスはわたしんち (きょうりゅうがやってきた)
★★★☆☆ きょうりゅうがやってきたシリーズの4巻。このシリーズって、実際にいた恐竜の名前からイメージして作品を作っているんだよね?「カンパツどうろ」に笑った。二色刷りの色使いがいい。スズキコージの絵好き。
読了日:01月09日 著者:舟崎 克彦
ヨカッタさがしの子育て論―「子どものしあわせ」格差か平等かヨカッタさがしの子育て論―「子どものしあわせ」格差か平等か
★★★★☆ 「ヨカッタさがし」を軸に、子どもの権利条約(特に乳幼児の権利)や保育園民営化にも触れた本。読みやすく、講演みたい。子育てをしようとする元気がもらえる本だと思います。「教育・子育てというのは、教員もゆとりがないと、さまざまなアプローチや挑戦をしていくことができません。そのためには勉強をする、挑戦したけれどもあまりよくなければ次のやり方をしてみる、そういう柔軟性・振幅性が求められる分野だと思います。「ゆらぐことができるちから」が求められています。」いたく共感。
読了日:01月10日 著者:浅井 春夫
子育て支援のフィロソフィア―家庭を地域にひらく子育て・親育て子育て支援のフィロソフィア―家庭を地域にひらく子育て・親育て
★★★★★ 子育てが困難になっている現状、学校教育偏重に陥っていっている子どもの社会の現状を踏まえ、家庭や地域の中での教育力を見直し、再興していこうという本。全ての子育てをしている親・これからする親に読んでほしい本だと思った。「ゆとり教育」や「放課後子どもプラン」についても、わかりやすい二項対立ではなく、しっかりと書いてある。子育てにかかわる仕事をやっているものとしてバイブルの一冊に入れる。
読了日:01月12日 著者:増山 均
大学生の論文執筆法 (ちくま新書)大学生の論文執筆法 (ちくま新書)
★★★★★ 第一部は、大学教員のエッセイ。非常に共感。研究者としてはすごくても教育者としては糞みたいな教員にも出会ってきたからなぁ。第二部は、「線を引くこと」という論文の一つの書き方を、実際に有名な論文を読み解くことで学んでいこう、というもの。「線」というのは個人的にずっとテーマにしていたから、似たようなことを考えていた部分もあった。論文を線で見ていくことは自然とやっていても意識的にはやっていなかったから、分かりやすく説明されるとしびれるね。やっぱり石原千秋さん好き。
読了日:01月14日 著者:石原 千秋
14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に
★★★★☆ 社会学入門ではない。「宮台社会学」を中学生に向けて説明してるんだろな。普段から一般人に分かりやすく説明するのに慣れているだけあって、分かりやすい。分かりやすかったけど、宮台氏が若い人に語りかけるにしては熱さが足らん気がした。7章はちょっとむずかしい。
読了日:01月16日 著者:宮台 真司 (みやだい しんじ)
読書で遊ぼうアニマシオン―本が大好きになる25のゲーム読書で遊ぼうアニマシオン―本が大好きになる25のゲーム
★★★★☆ 子どもを本好きにするためのゲーム。ただし、しっかり遊びとしてやるには、適切な場が少なすぎるゲームが多い。日本では、国語教育の中に取り入れてやる形が無難かなぁ・・・。学童では、読み聞かせの時にちょっと使ってもいいかも。読書のアニマシオンにはかなり興味をひかれているので、他の本も読んでみたい。
読了日:01月21日 著者:モンセラット サルト
うおーうおー
★★★☆☆ 小学生の頃、いまむらこうじろうさんにかぶれて、同じような絵ばっかり書いていた時期がある。絵の可愛さや華々しさに似つかぬ重いテーマです。
読了日:01月24日 著者:いまむら こうじろう
こしおれすずめ (こどものともコレクション (2009))こしおれすずめ (こどものともコレクション (2009))
★★★★☆ 絵が好き。みんなで掃き出している絵とか、笑った。したきりすずめと似ているけれど、こっちの方が人間臭いなぁ。
読了日:01月24日 著者:瀬田 貞二,瀬川 康男


チコときんいろのつばさチコときんいろのつばさ
★★☆☆☆ なんかこれはよくわからんぞ。とびたいチコ→金の翼もらう→仲間外れに→金の羽を人に分け与える→仲間に受け入れられる、ととらえていたら、最後の一文が「つばさの いろは かわったけど、こころの なかは かえられない。かんじることや かんがえることは、みんな それぞれ ちがうはず。おもいでだって みる ゆめだって ちがうんだもの」・・・え?どういうこと?分からんかった。
読了日:01月21日 著者:レオ レオーニ

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by hoshimasato | 2010-02-03 02:10 | 本の感想 | Comments(0)

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