安部公房「箱男」
2004年 12月 01日
箱の中に入ると落ち着いたり、外のものが等質に見えたりするってのはありそうだ。
社会的な役割や帰属を捨て去ったら自分てものが変質するのだろうし、そしたら見えるものに対する意味付けだって変わる。
俺らは、物に意味を与えることで物が持つ生々しさを、見ないようにしたりしてるのかも。
自分で言ってて抽象的過ぎてよくわからない・・・。
見る見られるの関係が、途中から書くか書かれるの問題にまで波及してメタ構造になっていくあたりからなんだかわかりにくい。
でも面白く読めた。
この本で発表とかしたくないなー。
ややこしいことこの上ない。