
★★★☆☆ 「科学読み物」系絵本。野うさぎの生態系がリアルに書いてある(絵も写実的)。文は小学校の説明文の教材みたい。ところで、「新日本動物植物絵本:」て。なんか節操ない感じ。
読了日:10月27日 著者:伊藤 政顕

★★★★★ 名作。縦に使ってることの意味がよくわかるし、遊びごころにあふれているし、一言一言がとてもいい。小さいころせがんで読んでもらってたのを思い出します。
読了日:10月28日 著者:イブ・スパング・オルセン

★★★★☆ 夏目漱石『夢十夜』の中で、「あのとおりの眉や鼻が木の中に埋まっているのを、 鑿と槌の力で掘り出すまでだ。」というのを思い出した(元ネタはミケランジェロの石の記憶?)。木や石と違って人為的な創造物のチーズの中にも入っているんだねぇ・・・ネズミにとっては同じなのか。音楽を聴いたことがないジェラルディンが「これがおんがくか!」って思うのが面白い。すてきなもの=おんがく、というのが、彼の中にあったんだね。俺も、誰かの音楽を糧(この本ではホントに糧にしてるなw)にして自分の音楽にしている気がした。
読了日:10月29日 著者:レオ・レオニ

★★★★☆ 「分をわきまえろ」という教訓に取られてしまったらつまらなく感じてしまうだろうなぁ、この話。知れること、知れないことには限界があるってのは自明なんだけど、それと想像力がどう絡むのか、ということを考えさせられた。さかなが想像する他の動物たちが、全部さかなに似た姿、ってところにすごさを感じた。そういうもんだよね。良くも悪くも想像力っていうのは自分の体験や実感に引き付けてしまう。さかなの想像する世界にはわくわくさせられる。
読了日:10月29日 著者:レオ・レオニ

★★★★☆ 再読。社会におけるアーティストの役割、個人の中での芸術の役割って、こういうことかも、と思った。
読了日:10月29日 著者:レオ・レオニ

★★★★★ いや、名作。読み終えて鳥肌が立ちました。小学3年生の時かな、学芸会でやって、うなぎの役だった。俺の台詞は「かおを見る頃には、しっぽを忘れているほどなが~い」。新聞にストッキングかぶせて、うなぎつくったなぁ・・・。おっと思い出話になってしまった。
読了日:10月29日 著者:レオ・レオニ

★★★★☆ 最後に3匹のカエルが爆笑してるのと一緒に俺も爆笑。微笑ましいなぁ。こういうあとあじの絵本、誰か知ってたら教えてください。
読了日:10月29日 著者:レオ=レオニ

★★☆☆☆ 想像の余地があまりない気がしてしまった。すごい形がかっちり決まっていて、大人向けなんじゃない?「ぼくにもそのあいをください」は狙いすぎだろう・・・。「あらしのよるに」と似たテーマを感じた。
読了日:10月29日 著者:宮西 達也

★★★★☆ 飛ぶことと自由ということは、よく重ねられますね。これもそんな展開なんだけど、絵の躍動感がテーマに合致していて、熱が伝わってくる感じがする。もってかれました。
読了日:10月29日 著者:田島 征三

★★★☆☆ ナンセンス絵本。これ、小さい子には怖いだろな。早くても小学生に入ってから、かな。絵が好き。同じタイトルで、ナンセンス絵本じゃないものもみてみたい。
読了日:10月29日 著者:谷川 俊太郎

★★★★☆ タイトルに魅かれて読んでみた。重い内容なのに、文体はライトで読みやすかった。古谷実「ヒミズ」と似たイメージを持った。「僕は、土の中から生まれたんですよ」には鳥肌が立った。「世界」って言葉、使っちゃうんだ。俺ら付近の新しい世代?77年生まれの作家なので、7つ上か。「蜘蛛の声」は視線という観点から阿部公房「箱男」と比べてみると面白そう。
読了日:10月30日 著者:中村 文則
読書メーター