本の感想

2009年8月に読んだ本(3)


ある愛の詩 (角川文庫)ある愛の詩 (角川文庫)
★★☆☆☆ 友達に勧められて読んだ。すみません、好きじゃないです。これが純愛を描いているんだとしたら、俺は純愛というものが好きではないんでしょう。うーむ、新堂の重くてエグい作品を読んだことがあると、どんなノリでこの小説を書いているんだかが気になるところ。ベタのオンパレード、という印象。
読了日:08月21日 著者:新堂 冬樹
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)
★★★★★ 再読。ビールを飲みたい!ビールを飲みたい!ビールを飲みたい!と三度言ってから、この物語にはそんなにビールが登場していないことを思い出した。今となっては春樹の作品群を独立させて考えることができないんだけれど、この作品だけポンと抜き出して読んだら、ミヒャエル・エンデとの親和性をもっと強く感じていたかも。
読了日:08月22日 著者:村上 春樹
一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))
★★★★★ 眠れない夜だったので一気読み。保坂和志が「書きあぐねている人のための小説入門」で褒めていたので読んだのだが、想像以上によかった。内容については、一言だけで終わらせます。これは小説です。
読了日:08月22日 著者:高橋 源一郎
ふつうじゃないわたしが―鈴木さちこ詩集ふつうじゃないわたしが―鈴木さちこ詩集
★★☆☆☆ 学童に置いてあったので読んだのだが、俺にとっては打率が低い詩集だった。作者の経歴とかを無視して、この評価でいきます。って言わなきゃいけない感じが嫌だ。
読了日:08月22日 著者:鈴木 さちこ
ことばあそびうた (日本傑作絵本シリーズ)ことばあそびうた (日本傑作絵本シリーズ)
★★★★☆ タイトル通り、言葉遊びでいっぱいの本。「いるか」「かっぱ」は小学校低学年あたりの教科書に載っていたので、見ないでも言える。「ばか」は笑いました。「はかかった ばか はかかった かたかった」って(笑)ツボです(笑)学童の子どもたちも爆笑してました。絵もいい味出してます。
読了日:08月22日 著者:谷川 俊太郎
絵本ことばあそび絵本ことばあそび
★★★★☆ これにも笑わされました。谷川俊太郎の「ことばあそびうた」が聞いて、読んで、諳んじて楽しむものなら、これはもうちょっと広いことばあそびを盛り込んでます。二つの意味にとれる言葉を描いて、二つの絵で表すのは面白い。子どもが説明したがります。ことばあそびをさせるには難しい単語がちらほら見えました。
読了日:08月22日 著者:五味 太郎
リング (角川ホラー文庫)リング (角川ホラー文庫)
★★★★☆ 再読。友達と話していて、話題に出たので。うん、非常に良質なエンターテインメントだと思います。本当に専門的な知識を持っている人にとっては「は?」って部分もあるのかもしれないけれど、説得力があるのよね。「まばたき」に気づく部分は、初読時に震えた。三部作では、『リング』ですごいとおもって、『らせん』でめっちゃすごいと思って、『ループ』で肩透かしを食らった。再読したら評価変わるかな~何しろ前に読んだのは中学生のときだからな~。
読了日:08月22日 著者:鈴木 光司
「みんな」のバカ! 無責任になる構造 (光文社新書)「みんな」のバカ! 無責任になる構造 (光文社新書)
★★★★☆ 知的な愚痴と皮肉。イロニーを使ってイロニーを説明していると考えると後者、説明されたほうのイロニーを俺は知らなかったのでおお!すごい!と思った。素直に。かぎ括弧に入った文字、つまり単純な意味でなく使われている文字だらけなので、真剣に読むと若干疲れます。あんまりまじめに読んじゃだめなんだな。酒でも飲みながら付き合うのがいい本かと。
読了日:08月26日 著者:仲正 昌樹
W/F ダブル・ファンタジーW/F ダブル・ファンタジー
★★★★★ 友人に進められて読んだ。脚本という仕事と自己の問題を直結させてしまう奈津をみていると、表現に携わっているものとして考えさせられるところが多かった。俺でいえば、「失恋した後の方がいい歌書くね」ってよく言われるという問題です。話の軸を志澤に持ってかないで、四人の内の一人にしたところがいい。一つの恋愛を美化してそれにとらわれているよりも、一時の感情にすべてを注ぐ、そして降りかかるすべてを肥やしにする、そんな風にして僕等は生きていると思うし。何かの表現にとらわれるってことは、業を背負うってことですね
読了日:08月28日 著者:村山 由佳
季節の記憶 (中公文庫)季節の記憶 (中公文庫)
★★★★★ 淡々としているようなんだけども、今まで俺が読んだ小説の中で一番、子どもと、子どもに真剣に向き合う大人をリアルに書いている小説だった。興奮した。子どもがどういう風に世界を捉えているかを考えることができるのは、自分の世界観や人間観を相対化するだけでは不十分で、その形成過程だったり、受け入れ方だったり、どにかく多くのことがらに自覚的でなきゃいけないんだろうと思った。自覚よりも興味や好奇心か、大事なのは。俺も似たようなことを学童で日々やってますが、ここまでは考えられてない。日々、もっと言語化してみよう
読了日:08月31日 著者:保坂 和志

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by hoshimasato | 2009-09-01 22:44 | 本の感想 | Comments(0)

大田原市議会議員、ほしまさと(星雅人)のブログ。子どもの味方、学童保育支援員、パソコン要約筆記者。大田原をより住みよいまちにするためのご意見募集中。→https://forms.gle/YNT9krbHtd1814LWA 公式LINE→https://lin.ee/lJee1XA


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