読んだ本の数:34冊
読んだページ数:4301ページ

★★★★☆ 参加者の力をどう引き出すかを徹底して考えるのがファシリテーター。やっぱりこれからの時代に必要となってくると思う。「子どもに幸せになってほしいと思ったら、まず大人のボクたちが幸せになることが大切」という著者の旦那さんの言葉は本当にその通りだなと思う。大人が忙しさにかまけて「コミュニケーション→合意」をおろそかにすると、下の世代への影響は露骨に表れると思う。
読了日:08月02日 著者:ちょん せいこ

★★★★☆ あとがきにある、「この本で書いたような読み方で読んだ功績の半分は村上春樹に帰せられるだろう。しかし、村上春樹はこの本について一切の責任は負わない」という姿勢に共感。僕は卒論で『ノルウェイの森』をやったので(しかもテクスト論の立場で)、そこを拾っていくのね、という自分との違いを楽しめた。他人がどういう風に同じ本を読んでいるのかって普段はよくわからないで話をしているからなぁ・・・。一番説得力があったのは、『羊をめぐる冒険』を「名前をめぐる冒険」として読んだところ。
読了日:08月03日 著者:石原 千秋

★★★★☆ みんなが働いているあいだ、ボーっとしているだけのように見えるネズミ、フレデリックは何をしているのか。「アリとキリギリス」とセットでどうぞ。このネズミたちがどうなるか、続きが知りたい。
読了日:08月04日 著者:レオ・レオニ

★★★☆☆ ページの外を探してみたり、このニンジンが紙に書かれたものではなくて本物のニンジンなのかどうか疑ってみたり、「メタ」という言葉を思わせる絵本でした。初期のレオレオニの作品には、普通の絵も入っているのが多いのかな。
読了日:08月05日 著者:レオ・レオニ

★★★☆☆ 海外の短編を書いている小説家10人の紹介。阿刀田高の文章は読みやすいなぁ。高校のときにはまって短編集を何十冊も読んだけど、似たテイストの作家になかなか出合えなかったから。海外の短編ってまったく手をつけていないので、これを機に読んでみるとしようか。「はじめに」に、阿刀田の短編に対する考えが語られていて、それが興味深い。
読了日:08月08日 著者:阿刀田 高

★★★★☆ よく理解できてない部分もあるけど、これを2001年に出してるってすごいと思った。今現在に立って過去を分析しているかのような感じがする。東の言いたいこととは全然違うけどノベルゲームに限らずゲームの分岐、それをもとにしたパラレルワールド、リセットボタンのシステムを、幼いころからゲームをしている人たち(俺自身を含む)は自身の世界観に反映している気がしていて、その説の材料にもなった。東は今後読んでいきたい。
読了日:08月12日 著者:東 浩紀

★★★★☆ これでわかった気にはなれないけど、こういう風に大枠を提示してくれる人がいると今後の読書の参考になるので、「ある一人の先輩が話してくれたこと」くらいの感覚で読めた俺にとっては、とてもありがたい本だった。宮台、大塚は何冊か読んでいたしいろんな発言を知っていたけど、他はほとんど知らんかったもんなぁ・・・。大学で挫折した柄谷を読みなおしたい。
読了日:08月15日 著者:佐々木敦

★★☆☆☆ とっても共感できる、普通の人だな、と思った。天才になりたい、秀才なんだ。本の中はともかく、ネタの中での言葉の選び方には天才を感じることもあるけどね。
読了日:08月16日 著者:山里 亮太