本の感想

2009年7月に読んだ本(3)

大学受験のための小説講義 (ちくま新書)大学受験のための小説講義 (ちくま新書)
★★★★★ 俺が中高とぼんやりと不満に思っていて、大学に入ったら逆に考えなくなってしまった「国語のテスト」の問題を批判してくれたような本。受験じゃ本当の小説の読み方はできないんだ、という主張に共感。他の人が小説をどう読んでるかって、実はあまり分かっていないんだけど、この本では入試問題を「ネタ」にして、石原さんの丁寧な読みがみられるので、大学で「文学」を学ぶ人がどういうことをやっているのかがわかるかも。5章に見られる「茶料理」の読解には感服。
読了日:07月15日 著者:石原 千秋
日本語のルーツをさぐったら… (ことばの探検―2)日本語のルーツをさぐったら… (ことばの探検―2)
★★★☆☆ 難しいことを簡単に書いているけどやっぱり難しい。でも言語学者のロマンは伝わってくる。
読了日:07月15日 著者:あべ せいや
リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)
★★★★☆ 木村さんのように、福岡正信さんの後に続いて自分なりに自然農法をやる人が出てきて、あらゆる農業が徐々に変わっていくんだろうなぁ。今は多くの人が近代的合理性の限界を感じているだろうし。自分も学校で叩き込まれているから、目に見える合理的な部分だけに頼って動いてしまうけど、取りこぼしてしまうものもとても多いんだろう。早急に決断を出さず、じっくり観察をすることを忘れないようにしなければ。それには木村さんのような精神力が必要なんだろうなぁ・・・。こういう農業がやりたい。
読了日:07月18日 著者:木村 秋則
少年探偵江戸川乱歩全集 3少年探偵江戸川乱歩全集 3
★★★☆☆ 小説のリアリティとは何か、について考えさせられる。時代や発達段階によって、変わってくるんだろうなぁ。明智が少年たちを信頼している様が熱い。怪人二十面相って、ずっと出てくるのね。「明智&少年探偵VS怪人二十面相」って構図。パターン化されることの面白さみたいなのがある。
読了日:07月22日 著者:江戸川 乱歩
オヤジ国憲法でいこう! (よりみちパン!セ)オヤジ国憲法でいこう! (よりみちパン!セ)
★★★★★ 完全に誤解して、日本国憲法関連の本だと思って図書館で借りてきた。個性は必要ない、友達は大切なものではない、恋愛はロクなもんではない、心理や理想は幻想である。ここだけ聞くと極端に聞こえるけれど、この本が言いたいことには全面的に同意する。大人がこういうことをちゃんといって言ったらいいんですよ。学校について、『「世の中にはいろんな人間がいる」というワクチンを打たれる』期間だ、というのは本当にそう思う。オヤジ国憲法補則(あとがき)に泣きそうになった。
読了日:07月23日 著者:しりあがり 寿,祖父江 慎
すべての子どもたちのために―子どもの権利条約すべての子どもたちのために―子どもの権利条約
★★★★☆ 職業柄、子どもの権利のことを真剣に考えるんだけれども、権利と権利がバッティングしたり、どれくらいのことが保障されるべきなんだかがわからないことがある。権利条約はあくまでガイドラインだから、周りの大人たちがしっかりじっくり考えていかなければならないのでしょう。
読了日:07月24日 著者:キャロライン キャッスル
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)
★★★☆☆ 再読。高校のときに読んで響かなくて、友達が絶賛するのでシリーズ全部読んでみようかなと思って今回読んで、かなかった。それなりに面白いんだけど。天才を描くのって難しいんだろうなぁ。
読了日:07月25日 著者:森 博嗣
評論家入門―清貧でもいいから物書きになりたい人に (平凡社新書)評論家入門―清貧でもいいから物書きになりたい人に (平凡社新書)
★★★☆☆ 論争の部分は同意。土俵に上がらないやつが多すぎると思う。評論は小谷野氏の評価方法とは違った方法で評価せざるを得ない。だって判断の材料にする知識が少なすぎるもの・・・。
読了日:07月28日 著者:小谷野 敦
キミが働く理由キミが働く理由
★★☆☆☆ 素直になるほど、と思える部分がなかったわけではない。しかし『隣で寝ている妻に一言。「世界を変えるために目が覚めたよ」と。そうすると妻は、「私も世界を変えるために目が覚めたわ」と答えてくれます。』うわー。何じゃこりゃ。ギャグ?夢を語らなきゃ車を止められない駐車場とか、ギャグ?気持ち悪い。若い人らがこうやって動員されてるんだろうなー。これ読んで頑張って働いている非正規雇用とかってどうなんだ。とにかく、夢とか世界とか、大きい言葉で煙に巻くような大人のいうことは僕は信じません。子どもですから。
読了日:07月29日 著者:福島 正伸

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by hoshimasato | 2009-08-04 23:59 | 本の感想 | Comments(0)

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