見た場所:部屋、DVD
一言感想:よく出来てる。さすがいろんなところで褒められているだけのことはある。
※以下ネタばれあり※
シャマランで検索してた時に、「どんでん返し系」の特集をやっているページがあって、
そこで見つけているから、どんでん返しは折り込み済みで見てしまっている。
伏線見落とさないように慎重に見てました。
ちょっと序盤のストーリーが複雑で、スピードについていけない人いそう。
でも、とにかくどんどん話が移っていくので飽きない。
最近ソダーバーグのチェ2部作で見て好きになったベネチオ・デル・トロが出ていると知っていたんだけど、
最初出てきてもわからなかった。若い。
そして演じるフェンスターは早期リタイアで残念。
オチなんですが、映画で叙述トリックを使ってるわけですよね。
「ヴァーバルが取り調べを受けている部屋」と「日付?が出てくるシーン」が現実で、
「取り調べのシーンでヴァーバルが話した内容」が嘘、と。
でも、映像でこれをやると、現在進行しているものも同じ映像になっちゃうわけじゃないですか。
だからちゃんと見てないと、さっぱりわからない、って人も出てくる気しますね、これ。
まあ叙述トリックってそういうものか。。。
(ちなみに叙述トリックって、語りの中にトリックが仕掛けられているようなものをいうんですが、
一度叙述トリックにハマって、他の叙述トリックの作品を読みたい、と思って探して読むと
「叙述トリックが使われている」ということを理解したうえで読むので、衝撃が少なくなってしまう。
なんだか皮肉だ。)
これがやりたいがための作品だと思うので、これで不満はないけど、
これを前提として作られている後続作品をいっぱい知ってしまっているようなので(高校の時ミステリー好きで、相当読んだ)、
衝撃は少なかった。でもほんとよく出来てる。
5点に近い4点。
ケビン・スペイシーも好きです。