大田原市議会議員、ほしまさと(星雅人)のブログ。子どもの味方、学童保育指導員。「多様性」と「対話」を大切にし、ともに社会課題を解決する市政を目指し奮闘中。


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ぜひ新庁舎(素案)へのご意見を!パブコメ29日まで ・・・星の便り Vol.62

(ほしまさとメールマガジン「星の便り」 Vol.62 平成28年2月22日発行より)

【62号のまとめ!】~~~~~~~~~~~
・ぜひ新庁舎へのご意見を!パブコメ29日まで
・市長を支持する会派の合体と分裂の意味
・まずは会派制の本旨に基づいた運用を
・いずれは会派制をなくしたほうがいいのでは
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

●ぜひ新庁舎(素案)へのご意見を!パブコメ29日まで
15日から、新庁舎整備に関する意見公募(パブリックコメント)を行っております。
基本設計の素案は下のURLから見られます。
先週の朝カフェや、15日以降お会いした数人に素案を見てもらい意見交換をしました。その中の一部の意見を紹介します。
「市民課や福祉課の窓口には高齢者も障害者も来るので1階に置いてほしい」
「高層にしないで平面に広くしたほうがコストが安くなるのではないか」
「今建てると建材が高騰してるから高くなるんじゃないの?」
「そもそも現在の仮庁舎で十分だから建てないでもいいんじゃない?」
等です。上記の質問は、意見をくださった本人にお願いするなどして、パブリックコメントにあげたいと思っています。上記の質問に対する答えは私も説明を受けているものもあるのですが、細かい部分までは正確には答えられません。是非、この機会に、率直な感想をください。皆さんの率直な意見をぶつけてもらうことがよりよい市庁舎を作ることになります。ご協力をお願いいたします。なお意見が提出できる方は、下記の方に限られます。
1 市内在住、在勤または在学中の方
2 市内に事務所または事業所を有する個人及び法人その他の団体
3 市税の納税義務を有する方
4 新庁舎基本設計に利害関係のある方
パソコン・スマートフォンの方は、以下のフォームから簡単に意見がおくれます。


●市長を支持する会派の合体と分裂の意味~新しい議会の会派構成について~
・大田原市議会は会派制をとっている
昨年11月の選挙が無投票となって当選者が決まった後、すぐさま12月から始まる改選後の議会の会派についての交渉が始まりました。大田原では会派制をとっており、考え方の近い議員で会派を組みます。会派を組むと、会派の代表者は会派間の考えの調整をはかる会派代表者会議に出ることができます。また、3名以上の会派については、3名につき1人、議会運営や会議規則について協議していく議会運営委員会に議員を出せることになっています。星がいる会派「一誠会」は、前の期初当選直後にどこの既存会派にもしっくりきていなかった新人議員で「共に情報交換・意見交換・勉強を行い、議決については最終的に意見が折り合わない時はそれぞれがそれぞれの誠実さに基づき採決に臨む」という約束で組んだ会派です。今回改選後に新人議員に声をかけた結果、印南議員が一誠会の考え方に賛同してくださり、4名の会派となりました。

個人的には「政党と違ってどの会派がどのような理念を持っているか市民にはわからない(あるいはそもそもしっかり決まっていない)」「実質的に自由な議論に拘束がかかってしまう」等の理由から会派制というものに懐疑的です。50人いる議会でしたら、合意形成のために必要かと思いますが、大田原市議会の26人くらいがボーダーラインで、議員定数が20人を切る議会では会派制はとらないほうがいいのではないか、というのが私見です。この件については、またいつか書きたいと思います。

前の期に議会活性化特別委員会の中で会派制の見直しも提案してきたのですが、私以外の委員さんは運営上必要という意見でしたので、会派制に反対することはいったんやめておいて、それぞれの会派がどのような考えなのかわかるように代表質問などを整備する方向で働きかけ、より会派制がわかりやすくなるように議会活性化を進めてきました。

・市長を支持する会派が3会派に再編
12月からの任期を前に、11月20日に会派の届け出が締め切られ、翌日21日の下野新聞の朝刊には以下の記事が載りました。この記事は驚かされました。
(スマートフォンからですと全文を読むには有料登録が必要になります)

以下、上記の記事からの引用です。

市長を支持する最大会派「政友会」は同じく市長支持の「大志会」、「公明クラブ」と連携し、今回新たに「政友会第一」「政友会第二」「政友公明会」の政友会系3会派を結成する。
(中略)
政友会と公明クラブの複数の市議によると、政友会系3会派結成の背景には会派代表者会議に計3人の代表者を出すとともに、3人以上の会派に対し3人につき1人の割合で選出される議会運営委員会(最大8人)の委員にも計5人を送り込み、市議会運営の主導権強化を図るのが狙い。複数の現職市議は「強力な野党議員が入ってくる中、安定した議会運営を行うため」と明かした。
(引用ここまで。)

・会派代表者会議と議会運営員会の役割の違いを理解していないのでは
驚いた理由は「会派代表者会議と議会運営委員会の違いを理解していないのか?」と感じたからです。
会派代表者会議というのは、あくまで各会派の意見を調整する場であって、多数決による意思決定を行う場ではありません。

・会派代表者会議は合意形成、調整の場
なぜそうなっているかを例え話で説明します。
大田原市議会26人の中に仮に21人の会派Aと、3人の会派Bと2人の会派Cの3つの会派があったとします。会派代表者会議は、それぞれの会派の代表が参加する会議ですから、Aの代表、Bの代表、Cの代表の3人だけが出る場です(正確には議長と副議長も出ますが)。3人でそれぞれの会派の意見をもとに議会についての諸々(議会の方針や会議規則など)を協議します。
【図1】
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Aの代表が会派代表者会議で「こういった方針で議会を運営していきたい」と皆にはかったときに、BとCの代表が反対する、ということもあるでしょう。もしここで多数決をとってしまうと、1対2で会派Aは負けてされてしまいます。21人対5人であっても方針が通らなくなってしまうのです。再度言いますが、会派代表者会議は会派間の意見の調整の場です。例でいうと、会派Aの意見をもとにしBとCも賛成できる案をつくる方向で行くか、あるいは会派Bと会派Cは反対したとしても会派Aのやり方で運営して行くか、会派代表者それぞれの会派を背負って話し合い、その調整をする場が代表者会議なのです。

・議会運営委員会は決定の場
逆に、議会の運営に直接的な権限をもっているのは議会運営委員会です。ここでは決を取り、実質的な議会の運営の決定を行っていきます。
先ほどの例の21人の会派A、3人の会派B、2人の会派Cという設定だと、会派Aから7人、会派Bから1人、会派Cからは一人も出られない、という8人の中で意思決定をしていきますので、会派Aの方針に極めて近い意見の意思決定になるでしょう。

このように会派代表者会議と議会運営員会には役割の違いがあります。
これを踏まえて今回の会派構成の経緯ついて私なりに考察してみたいと思います。
(あくまでシミュレーションです)
前の期の枠組みで考えてみると、以下のような割り振りになります。
【図2】
b0063162_07000807.png
すると、大志会、公明クラブは議会運営員会に人を送れないことになります。これは大志会、公明クラブだけではなく、政友会としても痛手です。政友会と大志会と公明クラブは会派としての考え方が近いことは多くの人がわかっていたので(むしろ政友会と大志会については考え方の違いがどこにあるのか私にはよくわかっていません)、安定的な運営を図りたいというのであれば、一緒になればよいと思いますし、そうなるかもしれないという予想はしていました。その場合は、下のような形になるはずでした。
【図3】
b0063162_07001304.png
最大会派が16名、一誠会が4名、市民クラブが3名、無会派が3名で、きわめてわかりやすい形です。
では、なぜここから政友会系の最大会派を3つの会派に分けるのでしょうか?考えられる理由は2つくらいしか思い浮かびませんでした。
「会派の代表者1人に代表者会議を任せられないから」
多くの議員の意見を背負っている会派の代表でも、1対2になったりしたら協議の場で不利ということを考えているのかもしれません。
「議会の役職の問題」
議会の役職には、那須地区議員交流会幹事会など人数が多い会派から順に一人ずつ出す、というような割り振りをするものもありますので、
仮に【図2】のままでしたら、「政友会」「一誠会」「市民クラブ」の3名となりますが、
会派を割った後では「政友会第一」「政友会第二」「一誠会」となります。
そういう意味では、自分たちの会派で多くのポストを取り、様々な観点から安定的な運営を狙う、ということも一理あるでしょう。

・会派制の本質に外れている
しかし、安定運営のために「似た考え方の議員同士で会派を組む」という会派制の根幹に反してしまうわけですから、本末転倒といえます。3月議会の代表質問に置いては、政友会第一、政友会第二、政友公明会の三会派すべてが代表質問をするのでしょうか。するならば、政友会第一と第二の間での考え方の違いは聞き手にわかるのでしょうか。どちらにせよ、会派制を本質に基づいたわかりやすいものにしていく、という点には逆行しているように感じます。

・市民クラブも分裂
任期が始まる12月1日の前日、小野寺尚武議員(会派代表)、本沢節子議員、深澤賢一議員で届け出を提出していた市民クラブが解散届けを出しました。
政友会系で3会派を作るということになったために役職が回ってこないと感じたのか、それともその他の事情があるのかはわかりませんが、届け出を出しておきながら議会が始まる前に本当に上記の記事のような理由で解散をするならばやはり会派制の本旨に基づいていないように感じます。
結果、今期のスタートは、以下の図のような形になりました。
【図4】
b0063162_07001889.png

・まずは会派制をわかりやすくする
会派制に疑問を感じていた新人で集まった一誠会だけが当たり前のように会派制の本旨を鑑みて活動しているというのは何とも皮肉なものだと思っています。ですが、会派としての政策をまとめる、ということにおいては、我々一誠会もまだ力不足で、点での政策提言になってしまっていることも多いです。これを線に、面に、とつなげて会派として目指すべきあり方まで持っていけるようにしていきたいと思っています。

・会派制と現在の選挙制度
上記のように会派制をしっかりしていこうとすると、会派内で勉強をし、合意形成、会派でまとまったパッケージの政策を作っていくことが求められますが、仮にいい政策パッケージを執行部に提言しそれが取り入れられていったとして、数十人の中から1人を選ぶ地方議会の選挙では「会派が○○だから」という理由で投票してもらえることはまずなく、個人個人の政策を見て有権者が投票することになります。近い目標を目指して歩み、合意形成をしている仲間が選挙では敵同士になり、しかも近い政策であるならば票を奪い合ってしまうので、同じ部分ではなく違う部分をアピールすることになる。そういう意味で、地方の2元代表制での会派制と選挙制度は矛盾をはらんでいると感じます。また、きっと違う会派がそれぞれの分野に詳しい人物のサポートを得ながら政策パッケージを練っていったら、地方自治体で作れる範囲の政策・議会で合意できる範囲の政策としては大きな差が開かなくなってしまうのではないか、という気もしています。本質的には地方の二元代表制の下では、案件ごとに議論・合意形成がしっかりできる環境を整えつつ会派制をなくし、それぞれの議員が案件ごとに是々非々で議決していくことが望ましいのではないでしょうか。この件についても考えが進んだ時にいずれまた書きたいと思います。

●ウィークリーレポート(2月14日~20日)
上記の期間に参加・主催したイベント・研修会などです。
15日(月)
全員協議会
論憲カフェ勉強会 「金に振り回されない政治の在り方~政府通貨とベーシックインカム実現のために~」@大田原市生涯学習センター
17日(水)
第132回 朝カフェ@デニーズ大田原店
那須地区議員交流会幹事会@那須塩原市役所
那須野ヶ原青年会議所2月例会「決断する会議!~会議にコミットする~」
18日(木)
ちょい飲みツアー
20日(土)
宇都宮朝カフェ@下野新聞NEWS CAFE





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by hoshimasato | 2016-02-22 08:00 | 星の便り